【モデルプレス=2024/10/29】TBS系火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(毎週火曜よる10時~)に出演中の岡崎紗絵(おかざき・さえ/28)が、このほどモデルプレスらの取材に応じた。前編では、ストイックな練習を経て挑んだボクシングシーンや、人生の転機となった出来事について明かした。【写真】岡崎紗絵が涙◆奈緒主演「あのクズを殴ってやりたいんだ」本作は、恋もボクシングも本気で向き合う姿をオリジナル脚本で描くガチンコボクシングラブコメディ。結婚式当日に恋人に逃げられてしまった主人公・佐藤ほこ美(奈緒)が、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男・葛谷海里(玉森裕太/Kis-My-Ft2)に出会い、彼との出会いをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始める。岡崎は、ほこ美が通うボクシングジムの会長・羽根木成(渡部篤郎)の娘・羽根木ゆいを演じる。◆岡崎紗絵、役柄に憧れる部分とは― まずは、今作で岡崎さんが演じている「羽根木ゆい」の人物像について教えてください。岡崎:すごく芯が強く、ボクシングに熱い女性だなと思います。やはり強さがありますよね。自分のジムの経営があまりうまくいっていないところもあって、それでも、ボクシングへの愛が強いが故に、お父さんの行きたい方向とは違う、昔のような(ボクシングが)盛り上がっていた時期にまた持っていきたいっていう思いがあるので、その気持ちを忘れずにやらせてもらっています。― ゆいに共感する部分や「好きだな」と思う部分はありますか?岡崎:ゆいのその「まっすぐさ」に憧れはありますね。ボクシング一筋で生きている女性なので、そこが揺るがないのはすごいです。私、ずっと今まで続けてきたことがなかなかなくて、何十年も続けるかって言われるとまだそこまでのものに出会えてないので、それはいいなと思います。― 今回ボクシングに挑戦してみて、今後も続けてみたいという思いは湧きましたか?岡崎:目指すレベルが違うと目標も違ってくると思いますが、パンチがうまくいい音が出て決まった瞬間とかは発散になるし、スカッとするんです。これはしっかりのめり込んだらハマりそうだなと感じました。◆岡崎紗絵、ボクシングトレーナー役の体作り明かす― トレーナー役を演じている上で意識していることはありますか?岡崎:自分が指導側なので、技術面で見せられる形に持っていかなきゃいけないと感じていました。本番直前まで指導でついてくださる方にフォームを教えていただいて、本番前でさっと抜けるぐらいのレベルでずっとついていただきました。そこが1番自分の中では高いハードルですし、うまくできるようにというのが意識的にありました。― 体を作り込むためにしたことがあれば教えてください。岡崎:初回の方で、私がリードしてほこ美に1からボクシングを教えるシーンが多くあるのですが、まずそのシーンの形を取れるようにするというのが1番にあって、重点的に先生とも練習をしました。あと、1、2話でも縄跳びのシーンが出てきましたが、私も縄跳びを実際にやってトレーニングしたり、セット内にダンベルがあって、撮影の合間に奈緒ちゃんとダンベルを上げ下げしたりしていました。食事に関しては、とにかく多く食べることを意識してやっていたと思います!― ジムでの撮影の裏話はありますか?岡崎:私はミットを持つ側で相手に打ってもらうのですが、練習のときはスタッフさんがしてくださるんです。でも、その感じで奈緒さんと一緒にやると、パンチが出るタイミング、距離感が全然違って、タイミングが合わずうまくいかないんです。こんなにも違うんだっていうのをすごく肌で感じました。本番前とかカメラが回ってないところで「練習させてもらっていいですか」と奈緒さんと相談して、一緒にタイミング合わせとか「どうやったらうまくいきやすいか」というのをお互いに計算しつつやっていました。― 実際にやってみて手応えは感じていますか?岡崎:ミット打ちはタイミングや距離感など、気にすることがたくさんあって、こんなにトレーナーさんって視野が広いんだと感じました。メンタル面でもサポートしているところもあると思いますし、選手の全てを俯瞰で見られている人なんだなと思ったので、そこの説得力があるといいなと思って、ドシッとした気持ちを持ちつつやっていました。― ボクシング監修の松浦慎一郎さんも、岡崎さんのことをとても絶賛されていました。ハードな練習の中でどのようにモチベーションを保っていたのでしょうか。岡崎:ゆいはずっとボクシングをやってきた女性なので「かっこよく見せられるようにしたい」ということが1番でした。前向きな気持ちもありますけど、同時にちょっとした不安や怖さもあったので、うまくできるかなというのは思いつつ「やらなきゃ」という思いでやっていました。― これまでの役とはまた違う“かっこいい岡崎さん”も反響を呼んでいますね。岡崎:今までしっかりしていて、ハキハキしているみたいなキャラクターはあったんですけど、父親のことを「親父」って呼んだりだとか、檄を飛ばしてリング外で吠えたりとか、そういう役って今までなかったかなと思っています。私も初めての挑戦でもあるので嬉しかったです。― 第4話では、市原香織役のプロボクサー・晝田瑞希さんとセコンドに入るそうですが、晝田さんとの共演はいかがでしたか?岡崎:晝田さんはこのドラマに入る前にボクシングジムで初めてお会いしたのですが、最初の印象は「ボクシングをずっと続けているってこういうことだよな」と。体の仕上がり方が全然違うのと、動きを1個1個教えてもらったのですが、本当に説明が上手。ボクシングって上半身だけの力でパンチするイメージがありますが「ボクシングは足です」ってまずは言われて、下半身でどれだけ踏ん張れるかとか、どういう形を取ると踏ん張りやすいかとか、そういうのもすごく細かく指導してくださって、本当に助けになりました。瑞希ちゃんは柔らかい笑顔が印象的だから、ボクシングをしている時とのギャップがものすごいんです。すごく可愛い笑顔で近寄ってきてくれます。◆岡崎紗絵が「諦めないマインド」を持ち続けるための秘訣― 岡崎さん自身が「諦めないマインド」を持ち続けるための秘訣を教えていただきたいです。岡崎:常に絶やさず炎を燃やしているって相当難しいと思うのですが、作品に入る時にはこの作品の一部なので、自分もそういう意識が強くあると、全体でいいものにしなきゃという思いで私はやれているかなって。映像を見た時にずっと残るものですし、自分が見ていないシーンでも、皆さんの1つの頑張りがあってそれが出来上がっているわけですし、自分も一員としてやらなきゃっていう思いで動いていると思います。だからこそ現場でのコミュニケーションがすごく大事だなと考えています。◆岡崎紗絵、芸能人生の転機とは― 本作の主人公のほこ美は自分を変えるためにボクシングを始めたということが転機となりますが、岡崎さん自身も「人生の転機となった」と感じる出来事があればぜひ教えてください。岡崎:雑誌「Seventeen」のオーディションに参加したことが、私のすべての人生が変わったきっかけでした。名古屋にいる普通の高校生だったので、まさか自分が東京でモデルの仕事をするという未来を見てはなかったので、それが1番大きいですね。― 「モデルとして頑張ろう」と決意できたきっかけなどはあったのでしょうか?岡崎:自分は見る側の人間で、そんなに「やりたい」という気持ちはなく、やれるものだとも思ってはいなかったので、当時の事務所の方々からすごく背中を押してもらって「じゃあやろう」くらいな感じでした(笑)。でもその仕事を経て今があるし、雑誌の仕事するために上京するという選択をしたのも自分ですし、そのきっかけは「Seventeen」だったかなと思います。― インタビュー後編では、共演者とのエピソードや、本作の見どころについて聞いている。(modelpress編集部)◆岡崎紗絵(おかざき・さえ)プロフィール1995年11月2日生まれ、愛知県出身。2012年に「Seventeen」の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2012」に選ばれデビュー。同誌のモデルを卒業後、2016年5月号より「Ray」専属モデルとして活躍している。女優としては2015年7月に映画「脳漿炸裂ガール」で本格的に演技デビュー。ドラマ「教場」(フジテレビ系/2021年)、「花嫁未満エスケープ」(テレビ東京/2022年)、「マウンテンドクター」(カンテレ・フジテレビ系/2024)、映画「mellow」(2020年)など話題作に多数出演。映画「BISHU ~世界でいちばん優しい服~」が2024年10月11日より全国公開中。【Not Sponsored 記事】
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