デビュー当初から全国各地で実施してきたDa-iCEの原点ともいえるインストアイベントが『BACK TO BACK』(2019)のリリースイベント以来、約5年ぶりに復活。メンバー2人ずつで、全国6箇所にてフリートークイベントを実施し、インストアイベント最終日となる10月6日には、Da-iCE全員でのライブパフォーマンスを含むフリーのイベントを開催した。
デビュー10周年記念日となる1月15日に開催された日本武道館公演「Da-iCE 10th Anniversary LIVE」、7月から9月にかけて開催されたライブハウスツアー「Da-iCE 10th Anniversary Live House Tour 2024」に続き、彼らの活動の歴史を体感できるイベントとなっている。
改めて、バンドが情熱的なライブの始まりを告げるように疾走感溢れるサウンドをかき鳴らすと、メンバー5人が登場。代表曲『CITRUS』からライブ定番曲『Clap and Clap』に続き、10月2日に発売されたばかりの新アルバム『MUSi-aM』より、華やかなホーンの音色で色気を増す新曲『Codependency』までノンストップ。花村が「Da-iCEたくさん堪能して帰ってや!」と叫んだ通り、怒涛のスタートダッシュを切った。
◆Da-iCE、圧巻のパフォーマンス
MCを経て、普段はパフォーマーを務める工藤大輝が「あれ、珍しいこともあるもんだ」とそのままマイクを持ち、工藤が作詞作曲を手掛けた『Ride or Die』を披露。CDには収録されていない部分として工藤がサビパートを歌唱すると歓声が沸き起こった。さらに夏の疾走感と甘酸っぱさを思い起こさせる『イミテーション』、TikTok総再生回数9億回を突破したヒット曲『I wonder』ではキャッチーなフレーズをファンとともに合唱し、会場は一体となっていた。
『MUSi-aM』のリード曲『TAKE IT BACK』のMVが同日19時からプレミア公開されることを受け、会場ではメンバーとともに同時視聴する貴重な機会も。当イベントに集まった人数が2万人を超えたこともあり、携帯からYouTubeを視聴することが困難になったことを受け、プレミア公開でしか観られない撮影の裏側、クランクアップの様子も特別にステージ横のモニターに映され、ステージ上で観ていたメンバーも実況する形で盛り上げた。その後、メンバーは1度捌けるもサプライズで再び登場し『TAKE IT BACK』をライブ初披露。Da-iCEがデビュー当初から大切にしてきた「BACKシリーズ」は、グループの進化とともに力強さを増したことをステージで証明した。