【モデルプレス=2024/09/30】俳優で映画監督も務める斎藤工が発案したプロジェクト移動式映画館「cinema bird(シネマバード)」が9⽉29⽇、愛媛県⻄予市の⼄亥会館・復興記念公園どすこいパークにて「cinema bird in 愛媛・⻄予」を開催。14回目のイベント実施となった。【写真】ゆりやんレトリィバァ&斎藤工「極悪女王」衝撃パロディで盛り上げる◆斎藤工、“復興のシンボルの地”でのイベント開催への想い語る2014年に宮城県⽯巻市の初開催を⽪切りに、被災地を中⼼としたお寺や体育館といった様々な場所を1⽇だけ映画館にしてきた体験型のエンターテインメント「cinema bird」。第14回⽬となる今回は、愛媛県の南予地⽅に位置する⻄予市にて開催。平成30年7⽉の豪⾬では⼈命が奪われるとともに、貴重な産業である柑橘園地も崩落するなど甚⼤な被害を受けた。今回の会場である⼄亥会館もまた、同災害にて2階席まで浸⽔するなど⼤きな被害を受けたが、地域の復興のシンボルとして様々なイベントを開催。発人である斎藤は「6年前の豪⾬災害の傷が癒えてない⼈もいるかもしれない。復興のシンボルの地で、少しでも楽しい思いをしてもらえたらと思っています」と⻄予の地でイベントを開催する想いを語った。◆ティモンディ・ゆりやんレトリィバァ・永野が盛り上げる「cinema bird」といえば映画上映に加え、アーティストライブやお笑いライブがあることも魅⼒の1つ。お笑いライブには、愛媛県松⼭市にある済美⾼等学校野球部出⾝のお笑いコンビ・ティモンディと、「cinema bird」2回連続の登場となるゆりやんレトリィバァ、そして「cinema bird」ファミリーの1人・永野が登場した。最初に登場したのはティモンディ。前田裕太は「やっぱり帰ってきたという気持ちになる」と凱旋ライブに思いを馳せ、高岸宏行が「ただいま〜!」と⼤声で挨拶すると、観客は「おかえり〜!」の声と温かい拍⼿で歓迎。「ここ野村は(野球に)負けるたびにいろんな坂を⾛らされた。⼀⽣忘れません!」と笑顔でコメントし笑いを誘った。⾼岸が「皆さんとは同じ空間、同じ時間を過ごしている時点で仲間なので、今⽇からみなさんティモンディです。ティモンディ⻄予市部として、⼼1つにしたいと思います!やれば〜」と叫ぶと、観客からは「できる〜!」と返答が。コールアンドレスポンスを繰り返し、会場に⼀体感が⽣まれた。次に登場したのは永野。⾃⾝の代表する「ラッセン」のネタでは、初めて観客をステージに招き⼊れコラボレーション。登壇した3人は、即興にも関わらず完璧な振り付けで観客は盛り上がりを⾒せた。お笑いライブの最後に登場したのは、Netflixにて世界独占配信開始となり、ヒットを記録している「極悪⼥王」で主演を務め、話題沸騰中のゆりやんレトリィバァ。ドラマさながらの⿊のリップを施したメイクに、⽵⼑を振り回して登場するも、まさかの「かわい〜!」と歓声が巻き起こった。⼩ボケを軽快に取り⼊れたトークを繰り広げたほか、ものまねも多数披露。会場は爆笑の渦に包まれた。◆ゆりやんレトリィバァ、斎藤工と「極悪女王」パロディ開催地である⻄予市は、江⼾時代から170年続く⼄亥⼤相撲を開催していることでも知られている。現在、プロ⼒⼠とアマチュア選⼿との取組が⾏われる全国で唯⼀の⼤会で、地域の⼤切な伝統⾏事だ。斎藤はそんな相撲に所縁のある⻄予市で上映する映画に、周防正⾏監督がメガホンをとり、本⽊雅弘が主演した1992年に放映した映画「シコふんじゃった。」を選んだ。本作は卒業のための単位と引き換えに、廃部⼨前の弱⼩相撲部に⼊部することになった⼤学⽣の奮闘をコミカルに描いた⻘春コメディ。第16回⽇本アカデミー賞では最優秀作品賞にも輝いている。この⽇ゲストとして、同じく相撲の世界を描いた2023年配信スタートのNetflixドラマ「サンクチュアリ−聖域−」で主演を務めブレイクした、⼀ノ瀬ワタルが登場。ドラマで演じた猿桜さながらの⼀ノ瀬の登場に、会場からは歓声が上がった。ステージの真ん中で蹲踞の姿勢を披露した⼀ノ瀬は「いや〜緊張するっすね〜!久々に猿桜を降ろさせてもらったんですけど、楽しかったっすな!」と“⼀ノ瀬節”を発揮。斎藤が「ここの会場は⼟俵にもなるんです。その会場に⼀ノ瀬さんが降臨するっていうのがまた意味深いですね」とコメントすると、会場からは拍⼿が巻き起こった。その後、ゆりやんレトリィバァが再び登場し、⽵⼑を振り回して暴れる場面も。劇中でも話題となっている“フォーク”も持参し、斎藤の頭を刺すという衝撃パフォーマンスのパロディに会場はさらに盛り上がりを⾒せた。さらに、⼄亥会館の隣にある復興公園「どすこいパーク」では、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を⼿掛けたイルミネーションが贈る、7年ぶりの完全オリジナルストーリー「FLY!フライ!」を上映。いつもの公園が野外映画館に様変わりした⾵景に、来場した家族らは秋の夜⾵を感じながら楽しんだ。◆斎藤工ら、イベント開催に「心がいっぱい」イベントの終盤には、再びキャストが登壇。⾼岸は「愛媛県⺠としてこういう会を開いていただき本当にありがとうございました。これからも皆さんのことを応援しています。前向きに元気にいきましょう!皆さんなら、やればできる!」と激励し、⼀ノ瀬は「先ほど(災害の)資料を⾒させていただいた。ここの皆さんはずっと戦ってらっしゃる。天災との歴史がある中、すごい街だなと。少しでも楽しい時間を提供できてたら嬉しいと思うっすな!本当にありがとうございました!」と真っ直ぐな想いを伝えた。最後に斎藤は「地元の⽅々、素晴らしいゲストの皆様、来てくださったお客様のおかげでイベントが開催でき、⼼がいっぱいです」とコメント。「災害の様⼦は本当に衝撃的でした。ここの2階まで⽔深したと聞き、想像を絶する出来事だなと。そんな場所で笑顔の時間を過ごせたことは、これからの未来に向けて僕⾃⾝も⼤きな1⽇になりました。皆さんにとってもそんな1⽇になっていれば嬉しいです」とイベントを締め括った。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】