【モデルプレス=2024/08/24】Snow Manの渡辺翔太と中村アンが主演を務めるテレビ朝日系オシドラサタデー「青島くんはいじわる」(毎週土曜よる11時~)。今回モデルプレスでは、劇中で渡辺と中村のスタイリングを担当する岩田友裕氏にインタビューし、ファッションのポイントやスタイリングのコツを語ってもらった。【写真】渡辺翔太&中村アン、“約30秒”のオフィスキス◆渡辺翔太&中村アンW主演「青島くんはいじわる」原作は、吉井ユウ氏が手掛ける同名人気コミック(めちゃコミックオリジナル)。恋愛や結婚に全く興味がない“年下絶食系男子”・青島瑞樹(渡辺)と恋愛から遠ざかっている35歳目前の“干物系女子・葛木雪乃(中村)が、小さな嘘から始まる年の差「協定恋愛」をスタートさせる“超”王道ラブコメを描く。カジュアルさもありながら洗練された“きれいめファッション”は、シンプルだが目を引くコーディネートばかりで放送ごとに視聴者の注目を集めている。同じアイテムが複数回登場する“着回し術”もオフィスコーデならではのリアリティさがあり、楽しむポイントの1つに。今回はそんなスタイリングのコンセプトやこだわりを聞いた。◆青島(渡辺翔太)&雪乃(中村アン)、色で取り入れた“裏テーマ”― 青島と雪乃、それぞれのファッションのテーマやスタイリングのコンセプトを教えてください。岩田:青島は、いつも同じような格好に見えるけど、実はおしゃれ偏差値が高い。雪乃は、ベースカラーがあり、上下共に好バランスにまとまるシルエット。そんな2人の設定やこだわりを踏まえながら、明確な基準が無いオフィススタイル設定の中で誰に対しても不快感を与えない、かつお洒落に見えることを意識しました。また、原作のある作品で原作ファンも多いことに注目し、本人に似合う事を前提に青島、雪乃それぞれ原作に描かれている服のシルエットや特徴を再現できるような衣装を選んでいます。今回は各キャストの個性的なキャラクター設定を衣装でも表現するため、衣装集めからコーディネートまでスタイリング担当を振り分け、個々のスタイリングの癖を存分に活かす方法をとりました。これにより同じオフィス内のキャラクターも個性の光る印象付けが出来たと思います。― 青島と雪乃が2人で並んだとき、色味やアイテムのバランスなど、視聴者からの見え方として意識されていることはありますか?岩田:青島は青、雪乃は黄色をメインに入れています。黄色がなければ青色も無いと言われるくらい、この相性の良い反対色を裏テーマに、2人が相性良く見えるようさりげなく取り入れていきました。◆青島(渡辺翔太)&雪乃(中村アン)、心情とリンクした色使い― 雪乃はベージュなど落ち着いた色味のコーディネートが中心となっている中、時折登場する色が入った衣装が印象的です。こうした色使いは、登場人物の心情とリンクしていることもあるのでしょうか?岩田:はい。行動とは裏腹な実は気持ちがあがってしまった女心をリンクさせたつもりです。1話で雪乃が着ていたグリーンのワンピースは、雪乃のイメージとは反対のビビッドカラーとここまで着用していなかった襟付きのシャツワンピースで普段の雪乃とは異なる厳しめな雰囲気を表したく選びました。グリーンにしたのは、暖かみのある暖色系を避け寒色の色を選びたかったので、青島のテーマカラーである青を除いて考えていく中で自然とグリーンの方向性になりました。後半に向けては両者とも気持ちの変化と共に衣装も微妙に変化を付けているので、そこも見て頂けると嬉しいです。― 時折登場する青島と雪乃の私服や部屋着姿も新鮮です。オフィススタイルと差別化しているポイントを教えてください。岩田:青島はフォルムに大きな変化がないもの、部屋着や普段着はオフィス時に比べて少し柄やデザインの入ったアイテムを使ってカジュアル感を強めました。色味もオフィスよりもわかりやすい青を使い変化をつけました。雪乃はオフィスではお局、家では干物系女子というキャラ設定があるので、オフィススタイルはウエストラインを特に意識したシルエットでカジュアルでも緊張感が残るようにしました。逆に部屋着は体のラインを見せないユルっとしたシルエットにしました。メガネと同様にアクセサリーもオフィスと私服で、ブランドを変えて顔周りの印象にも変化を持たせています。― 同じアイテムの着回しも見どころの1つですが、着回し術やコーデを組むうえでのコツはありますか?岩田:青島、雪乃共に言えることですが、シルエットというか全体のフォルムを決めることで服が決めやすかったり、合う・合わないなどがわかりやすくなるかと思います。◆“青島パーカー”の秘密・即採用した中村アンのアイデアとは?― クランクイン前の渡辺さん&中村さんの囲み取材では、渡辺さんから「パーカーの紐が黒から白に変わった」というお話がありましたが、色を変えたのには何か意図があったのでしょうか?岩田:これは原作の影響で、白い紐があの雰囲気を出すポイントの1つに感じました。パーカーは数種類使っていますが、その中でもメインとなる物が決まった時に、シルエットは良いのに一味足りず、紐を変えるという選択をしました。厳密に言うと、ここからさらに紐の太さにこだわり、もう一度変えて今の青島パーカーが出来上がりました。― 渡辺さん、中村さんと衣装について話し合ったことやご本人方の意見が反映されている部分はありますか?岩田:最初に渡辺さんとはシルエットや色味について話し合い、青島に対するイメージなどお互いの思うことを意見交換しながら、さらに監督やプロデューサーのアドバイスを元に完成させていきました。メインの黒パーカースタイルなどはそんなコミュニケーションから完成されていきました。中村さんはご本人の持つ雪乃のイメージを聞き、地味すぎず華やかすぎないバランスの着地点を探り合いました。シルエットもどれくらいが丁度良いかや細かなディテールもこだわりを伺い反映させました。デザインブラウスの前後を逆に合わせよりシンプルに見せる提案などは即採用させて頂きました。◆渡辺翔太&中村アンだからこそ取り入れたアイテム― 渡辺さん、中村さんだからこそ取り入れているアイテムやコーディネートのポイントを教えてください。岩田:渡辺さんは、首周りを見せたくボートネック気味のカットソーにしました。ボトムもスキニーパンツが似合うと確信し、元々用意していたパンツより、途中さらに細いスキニーを準備しました。結果、上半身のサイズ感との相性がより良く見えたと思います。中村さんは、何でも着こなしてしまい、部屋着でさえもスタイリッシュに可愛くなってしまう為、少し落ち着いたカラーやトーンでバランスをとりました。オフィスの衣装はハイウエストやウエストにデザインがあるトップスなどを選び、スタイルの良さをより強調しました。― 読者が真似しやすいコーディネートのポイントを教えてください。岩田:青島なら、まずは細めかテーパードしている黒いパンツ、首が詰まりすぎていないトップスに少しだけゴツめのデザインシューズがポイントです。雪乃は、彼女の象徴であるローヒール靴にハイウエストパンツやウエストマークでスタイルアップ、ボトムスにカラーを取り入れるなどで程良い変化を楽しんでみてください。― 貴重なお話をありがとうございました。(modelpress編集部)◆「青島くんはいじわる」第6話あらすじ飲料メーカー「キャットビバレッジ」の総務部員・葛木雪乃(中村アン)は、年下偽装彼氏・青島瑞樹(渡辺翔太)との待ち合わせに間に合わず、「恋愛なんて…やっぱり私には向いてないんだ」としょんぼりしながら帰宅する。すると、マンションの前で青島が待っていて…。スマホを会社に置き忘れてきた雪乃と連絡がつかない間に、一緒にいて楽しいし、また会いたくなるのは雪乃が初めてだと気づいた青島。そんな青島から「これは恋ではないですか?」と言われた雪乃だが、またしてもとっさに年の差を理由にごまかそうとしてしまう。しかし、「雪乃さんの気持ちは?ごまかさずに答えてくれたらすぐ帰りますから」と言われ、思わず「帰らないで…」とつぶやく。すると、青島が「こんなに嬉しいのも、初めてかも」と優しく微笑んで…。こんなこともう起こらないって、そう思ってたのに。また信じたくなる――。一緒に朝を迎えた2人は、怖いくらい幸せな恋愛絶頂期に突入。初めて本気の恋に落ちた青島は、「いつも一緒にいたいです」と連日雪乃のマンションにやって来る。一緒に大好きなお酒を飲んだり、手料理を食べたり、お泊まりしたり…と、幸せいっぱいの2人。しかし、そんなある日、青島のまっすぐな愛を受ける雪乃に何やら異変が…?さらに青島に恋のライバルまで出現し…?【Not Sponsored 記事】
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