【モデルプレス=2024/08/21】8月23日公開の映画『恋を知らない僕たちは』で映画初主演を務めるなにわ男子の大西流星(おおにし・りゅうせい/23)と、共演するHiHi Jetsの猪狩蒼弥(いがり・そうや/21)がモデルプレスらのインタビューに応じた。作品では初共演となったエピソードをはじめ、お互いの印象や共感したキャラクターなどについてたっぷりと語ってもらった。【写真】大西流星、齊藤なぎさと浴衣姿で密着◆大西流星主演「恋を知らない僕たちは」本作は、水野美波による人気少女コミック「恋を知らない僕たちは」を実写映画化。思い悩み、時にはぶつかりながらも、それぞれの“本気の恋”に向き合う6人の高校生たちをリアルに描き出す。予想外の恋の行方に<360度キュンとして共感>する等身大ラブストーリー。大西は恋よりも友情を優先して「好き」を伝えられない主人公・相原英二役、猪狩は英二の親友で、一途な恋心を抱く熱いバンドマン・瀬波太一役。また同じく英二の親友であり、彼女想いのナチュラルなモテ男子・別所直彦役を窪塚愛流、直彦に想いを寄せ、恋に恋する恋愛迷子系女子・藤村小春役を齊藤なぎさ、英二の幼馴染で、天真爛漫なポジティブ女子・汐崎泉役を莉子、英二に想いを寄せる、「恋」を知りたい真面目な文学女子・池澤瑞穂役を志田彩良がそれぞれ演じる。『劇場版 美しい彼~eternal~』(23)、『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(23)やドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』(22)など瑞々しい映像表現に定評のある酒井麻衣監督がメガホンをとった。◆大西流星「主演やから」決起集会で男前行動 猪狩蒼弥が感嘆「かっけぇ!」― 作品で初共演してのお互いの印象をお聞かせください。映画の発表時に猪狩さんは、「大西流星氏の胸キュンIQから多くのことを学ばせていただこうと思っています」とコメントしていましたが、実際に胸キュンIQは学べたのでしょうか?大西:(猪狩に)何それ?(笑)猪狩:雑に言ってすみませんでした(笑)。そのコメントを書いた時はまだちゃんと知らなかったのですが、蓋を開けてみたら英二は決して恋愛IQが高くないというか、なんならめちゃくちゃ低かったです(笑)。大西:一番低い(笑)。猪狩:一番低いので予想外でした(笑)。でも、大西流星先輩に関して言えば、撮影が九州だったのですが、僕がクランクインしてから流星くんと愛流ちゃんと3人で一緒にご飯に行ったんです。水炊き鍋のお店を予約してくれて、すごく美味しくて、ひとしきり盛り上がったあと、帰る時に僕がお財布を出したら、「払うからええよ」と言われたのですが、歳があまり変わらないので「いやいや、払います」と返したら、「いや、ええねん、ええねん、主演やから!」と言って払ってくださいました。かっけぇ!と思いました。大西:はい、主演だったので!(笑)決起集会ですね。猪狩:「主演やから」と言ってくれたらこっちも引きやすかったので、そんな風に奢ってくれる感じが本当に素敵だなと。年上で頼りになるお兄ちゃん的な存在で、かっこよかったです。大西:あはは。「主演やから」は初めて言いました(笑)。嬉しいです。― 大西さんは座長として、「引っ張っていかなくちゃ」という気持ちがあったのでしょうか。大西:作品内の関係性的に3人での会話が多いんですけど、そのテンポ感は急にできるものではないと思うし、もっと素のガリさんや愛流くんを知りたいなと思っていたので、クランクインしてから徐々に距離を詰めていくよりは、早い段階で仲良くなって、深い話もできたらいいなと思っていました。でも、そのご飯会はただただ美味しい水炊き鍋が食べたかっただけなんですけどね。理由は後付けさせていただきました(笑)。僕が主演ではありますけど、主演だからといって変に気負うこともなく、本読みの時からガリさんが現場を盛り上げてくれて、ビックリするほどみんなに話を振っていたので、バラエティ番組のMCかと思いました!場を回すために来たのかなと勘違いするくらい大回ししていました(笑)。猪狩:違います(笑)。さすがにそんなに回してないでしょ!大西:でもそのおかげで、今回初めましての方ばかりだったのに輪に入りやすかったので、短い期間ではありましたが、すごく助けてくれたし、ガリさんが現場にいるだけで活気溢れて、スタッフさんの笑顔も多かった気がします。ガリさんはとてもキラキラしていて、頼りがいがあって、大好きです!猪狩:それはもう逆にイジってるじゃん、完全に(笑)。大西:(笑)。大好きなのは本当です。― (笑)。2人でお芝居をしてみて新たな発見などはありましたか?大西:2人だけのシーンはあまりなかったんですけど、ガリさんは撮影期間中どんな場面でも、テンションや英二との距離感がリアルで、太一としてその場にいてくれたので、撮影期間中は僕も英二として関わることができました。ガリさんのクランクインはみんなよりも少し遅かったんですけど、距離感の作り方が上手で、現場に馴染むスピード感がすごいなと思いました。猪狩:僕は正直、まだ演技の経験が少ないので、僕からするとみんな上手いのですが、そもそも主演ってすごい重圧だと思うし、流星くんがそれを感じているか感じていないのかはわからないけど、キャストが多ければ多いほどとにかく重圧なはずなんです。それに加えて演じる役柄も難しく、普段の流星くんのまま行けばいいかと言われるとそうではなくて、むしろ自分とはかけ離れているから、見ていて大変そうだなと思っていました。そんな中でも一緒にご飯に行ってくれて、現場で僕が大回ししていたと言っていましたが(笑)、そんなことはなく、流星くんがしっかり引っ張ってくれていました。流星くんのギャルのような明るい感じがそのまま現場にも反映されていたので、女性のキャストの方々も接しやすかったと思うし、スタッフさんも主演の流星くんを輝かせようと一丸となって動いている感じが伝わって、それは流星くん自身の人柄あってこそだなと感じました。僕なんてただ喋っていただけですから(笑)。どんな時も「作品のために」と考えて、その中心に立っている姿はすごく素晴らしいなと思いました。大西:え~(照)。嬉しいです!◆大西流星、映画初主演で「演技の幅が広がった」猪狩蒼弥は現場で“大回し”― 作品の魅力や、共感したキャラクターについてお聞かせください。大西:この作品の魅力は、6人の恋の矢印が交錯して、いろいろな恋が描かれているところです。今まで観てきた恋愛映画の中でも、より複雑でありながらその複雑な部分がリアルだと感じたので、共感する方が多いと思いますし、6人の誰かしらには共感してもらえるのかなと思います。僕自身は直彦に共感しました。しっかり気持ちを伝えるのが素敵だなと思いつつ、友達のことを想って悩んでいる姿が恋ならではだと感じたので、救ってあげたいなと思いました。猪狩:(大西が共感する人物を聞いて)英二じゃないんだ(笑)。この作品は原作があるお話なので、もちろん原作を先に読んだのですが、少女漫画に対して僕が勝手に抱いていたパブリックイメージが覆されました。段階を踏んでから、「はい、付き合いました」ではなく、流星くんが言ったように、実際に恋愛をしたらこうなるという部分がリアルに描かれているのが魅力だと思います。あまりに自然なので見ていて若干気まずい時もあれば、ちょっと重い空気になる時もあるのですが、そこをしっかり描写するからこそ、最後にみんなの恋が実っていく感じが丁寧で共感性が高くて、登場人物1人1人の幸せを感じることができるのが素敵な作品です。― 猪狩さんはどのキャラクターに共感しましたか?猪狩:僕ですか?(少し考えて)直彦です。大西:あはは。一緒やん!(笑)猪狩:観てもらえればわかると思うのですが、直彦がぶっちぎりでまともです(笑)。大西:直彦でありたい、みたいな願望もある(笑)。猪狩:男としては直彦が一番リアルです。英二は矛盾していて「はっきりしろよ」という感じがまたリアルなのですが、僕は実際に英二のような感情になったことがないので、直彦が一番わかりやすくて共感できるなと。だって普通に付き合い始めたのに、周りで勝手にいろいろなことが起こって、直彦は何も悪くなくて可哀想なので…。大西:わかる!可哀想すぎる(笑)。― 役作りについてはいかがですか?大西:僕は自分の学生時代とは全然キャラクターも違うし、英二に似た子が身近にいたわけでもないので、僕の引き出しにはなかった人物像でした。でも原作を読むにつれて、英二はすごく可愛らしい子で、人にすごく興味があって、誰も傷つけず、周りに影響を与えながらも自分の恋にも気づき始めて、変わっていくものがたくさんあると感じたので、その気持ちの変化が原作で丁寧に描かれているからこそ忠実に、どのタイミングで気持ちが動いたのかがしっかりわかるように意識しながら、監督とも話し合って作っていきました。猪狩:僕は顔合わせの時に監督から真っ先に「太一はどこまでが台本でどこまでがアドリブなのかわからないくらいの感じで大丈夫です」と言われました。僕はわりと、どういう役柄なのかを細かく決めてほしいタイプなので、「教えてください」と聞いてみたのですが、「太一が出るシーンは盛り上がればいい」と言われて、もしかしたらそこありきで僕にオファーが来たのかもしれないと思ったので、上手くハマれたらいいなと思いました。原作の巻数を映画に収めるとなると、どうしても時間の使い方が変わってくるので、原作とまったく同じには描けないからこそ、映画ならではの良さを出さなきゃいけないし、それならなおさら原作の太一を深く理解しなくちゃいけないと思い、原作を何回も読み直しました。原作には出てこないセリフを太一が言うとしたら、どういう気持ちで言うんだろうというのは、スピンオフのような感覚で、作品に対してのリスペクトがしっかり残るように演じました。― 演じていて大変だったことはありますか?大西:中学時代のシーンも描かれているのですが、何も考えずに男同士でわちゃわちゃしているまま高校生になっていろいろな出来事があって、自分でも気づかないうちに気持ちが変化していって、それを直彦や泉に気づかされるという、感情の波が多かったことです。撮影は出来る限り順撮りではあったのですが、ハッピーなシーンもあれば、一気に落ち込んでダウンするシーンもあって、英二の気持ちに一番寄り添いたいからこそ、今回の作品では台本にいろいろ書いたりして、気持ちを整理することに時間をかけていました。猪狩:英二を含め、どのキャラクターもわりと感情の上がり下がりが激しいんです。僕は監督に伝えられた通りムードメーカーだったので、暗い雰囲気になると、太一がポッと出てきてパッと明るくするということに徹していたのですが、英二と太一と瑞穂のシーンの時に、僕が全然関係ない話をしまくっていたら、監督に呼ばれて、「ちょっと大事なシーンだから、あまり話しかけないように」と言われて、「あ、ごめんなさい!」ということがありました(苦笑)。大西:嘘~!?そうだったんだ(笑)。猪狩:でもライブのシーンや、太一として言うべきことがあるシーンはしっかり演じました。原作を読んだ時に、太一はみんなのために明るく振る舞う反面、自分は我慢していたり、我慢しなきゃいけないことを正当化して頑張ったりするような、ギャップがあるキャラクターだと思ったので、演じるというよりは、共感してあげて、役に落とし込めていたらいいなと思いながら撮影に臨みました。― 太一はライブシーンでのギター演奏がハイライトだと思うのですが、練習は大変ではなかったですか?猪狩:ギターをちゃんと弾くのが初めてだったので、たくさん練習しました。今回は実際に僕が弾いている音を使うということで、適当に弾くのもダメだったので、先生をつけてもらって合間にもずっとギターの練習をしていました。現場でこれだけふざけたからにはライブシーンはちゃんとやらなきゃいけないということは自分でもわかっていたので(笑)、真剣に取り組みました。― 英二は花火や海、お祭りのシーンなど、恋愛映画ならではのイベントがてんこ盛りでしたが、大西さんが大変だったシーンや印象的なシーンはどこですか?大西:僕は小春とのシーンが多くて、急にビンタされたり、あることを周りにバラされたりして、破天荒な小春に振り回されながら、いつの間にか翻弄されていくので、小春とのシーンはいろいろな英二が詰まっていると思うし、自分としてもすごく苦戦したシーンが多かったです。また、小春は英二の感情が動かされる一番のキャラクターでもあるので、小春とのシーンはたくさんテイクを重ねながら、素敵なシーンができたと思います。― 酒井監督は、なにわ男子の『初心LOVE(うぶらぶ)』や『ダイヤモンドスマイル』のミュージックビデオも担当していましたが、映画の現場ではいかがでしたか?大西:監督は経験値がすごいからこそ、同じ目線に立って話してくださる方で、まず作品に入る前に、「私は撮影中に細かく伝えることは少ないかもしれないけど、クランクインまでに何かあったら言ってください。たくさん聞きます」と言って、キャラクターについて詳しく書かれたキャラクターシートをくださいました。英二の役柄やイメージカラーなど、原作にも書かれていないようなことを詰め込んでくださっていたので、本当に1人1人のキャラクターと大事に向き合っているのが伝わりました。漫画を映像化するというのは大変なことだと思いますが、きっと一番原作を愛して、短い期間の中でぎゅっとこの世界観を作り上げた監督とご一緒できたのは、すごく心強かったです。― 猪狩さんのように具体的なアドバイスや指摘などはありましたか?大西:僕は自分から聞くことはあまりなかったのですが、クランクインしてから英二について話す機会が多かったと思います。「このシーンの英二くんはもっとハッピーでいいんじゃないか」「ここはシリアスとまではいかないけど、自分の心に正直になって、いろいろな表情を出してもいいんじゃないか」というような提案をしてくださったので、僕の演技の幅が広がりました。◆大西流星&猪狩蒼弥、30代で再共演するとしたら「スパイコンビ」に?― 今回の映画は今の年代だからこそできる高校生のキラキラ青春映画ですが、お2人が30代くらいの大人になった時にもしまた共演する機会があったら、どんな作品や役柄で共演してみたいですか?大西:ガリさんはハイスペックな役が似合うと思うので、長台詞の役とか、スパイも似合いそう!スパイコンビでやりたい!あとはめっちゃハッカーしそう。猪狩:めっちゃハッカーするって何?(笑)大西:めっちゃ完璧にハッキングしそう(笑)。猪狩:流星くんって運動神経いいんだっけ?大西:めっちゃ悪い(笑)。猪狩:(笑)。そのイメージがあるから、僕はアクションをやってみたいです。大西:きついアクションもやってみたいけど、30歳だったらもう多分動けない…。猪狩:いや、30歳になってもこのままだとやばいから、そこに向けて今頑張って、30代ではトム・クルーズのようなアクションをやろうよ!あと10年くらいあるから、岡田准一くんみたいなアクション俳優になってよ!大西:いいかも!アクションも踏まえつつ、ガリさんが本部にいてハッキングしていて、僕が現場でヘッドセットをつけて喋って連携します。1話で犯人を1人捕まえるみたいな、連続ドラマでぜひお願いします!― 楽しみにしています!素敵なお話をありがとうございました。◆インタビューこぼれ話インタビュー中、隣に並んで何度も目を合わせながらテンポ良く楽しそうに話していた2人。親友役ということもあり、インタビューの撮影時にはぎゅっと密着するポーズをお願いすると、大西が猪狩をバックハグして頬をツンツンしたり、耳を広げて見せたりと、終始仲睦まじく戯れる姿が印象的だった。“恋僕”ポーズの際、カメラマンが猪狩のハートの角度を指摘していると、大西は「直されてやんの~(笑)」と無邪気に笑い、現場も温かな笑みで溢れていた。(modelpress編集部)◆STORY高校2年の英二(大西流星)と直彦(窪塚愛流)は中学からの親友同士。英二は幼馴染の泉(莉子)へ密かな想いを寄せるが、泉は直彦と付き合っていた。さらに、泉と同じクラスの小春(齊藤なぎさ)は直彦に心を奪われ、瑞穂(志田彩良)は英二を意識し始め、太一(猪狩蒼弥)は瑞穂を一途に想い続ける。片想いが交錯する6人の恋の行方は…!?大西流星窪塚愛流 齊藤なぎさ 莉子 猪狩蒼弥 志田彩良原作:水野美波「恋を知らない僕たちは」(集英社マーガレットコミックス刊)監督:酒井麻衣 脚本:大北はるか 音楽:フジモトヨシタカ主題歌:なにわ男子「コイスルヒカリ」(ストームレーベルズ)(C)2024「恋を知らない僕たちは」製作委員会(C)水野美波/集英社配給:松竹◆大西流星(おおにし・りゅうせい)プロフィール2001年8月7日生まれ、兵庫県出身。2012年7月14日より関西ジュニアとして活動開始。2013年7月期放送の『スターマン・この星の恋』(カンテレ・フジテレビ系)で連続ドラマ初出演。2018年10月より結成されたなにわ男子のメンバーに選ばれ、2021年11月12日に『初心LOVE(うぶらぶ)』でCDデビューを果たす。2022年12月、化粧品ブランドとコラボレーションコスメを発売し、事務所所属タレントで初のコスメプロデュースとなった。2024年8月23日公開の映画『恋を知らない僕たちは』で映画初主演、12月20日公開の『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』で初声優を務める。◆猪狩蒼弥(いがり・そうや)プロフィール2002年9月20日生まれ、東京都出身。2013年6月16日により事務所に入所し、ジュニアとして活動開始。2015年に結成されたHiHi Jet(現HiHi Jets)のメンバーに選ばれる。グループでは主にラップや振付、ライブ全体の構成を担うこともある。主な出演作に『恋の病と野郎組』(BS日テレ、2019)、『恋の病と野郎組 Season2』(日本テレビ、2022)、『全力!クリーナーズ』(ABCテレビ、2022)、『トモダチゲームR4』(テレビ朝日系、2022)、映画『先生の白い嘘』(2024)がある。このほか『ZIP!』(日本テレビ系)の「キテルネ!」リポーターも担当している。◆スタッフクレジット<大西流星>ヘアメイク:花井菜緒(JOUER)、Nao Hanai(JOUER)スタイリスト:小林美月 Mizuki Kobayashi<猪狩蒼弥>ヘアメイク:中山智史(TRAVOLTA)Nakayama Satoshiスタイリスト:小林洋治郎 Yojiro Kobayashi【Not Sponsored 記事】
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