挨拶を終えバンドメンバーによる演奏を挟んだ後は、「Hysteria -Rock Rearrange-」へ。ソファを使ったパフォーマンスで艶のある歌声と表情で会場の空気を一瞬にして変えれば、京本から田中への“顎クイ”、ジェシーはソファに座る京本の後ろから腕を回しそのまま顔を近づけるなどメンバー同士の密な絡み合いに観客も興奮。「君がいない」「Alright」「House of Cards」を立て続けに披露した後は、“きょもしん”こと京本&森本によるユニット曲「希望の唄」へ。京本の突き抜けるようなハイトーンボイスと森本の柔らかいキャラメルボイスが映えるロックチューンが会場を潤わせた。どこか青春時代を思い出させるような懐かしさの香る曲調と未来への希望が詰め込まれた歌詞が、同時期に入所し共に切磋琢磨してきた2人の関係性を表すかのようだ。1サビからメインステージでお互い向き合いながら歌唱し最後にハグする姿はまさに“兄弟”そのものだった。
「“Laugh” In the LIFE」では、トロッコに乗り客席通路を通り抜ける“超近距離ファンサ”も。それぞれトロッコで離れていながらも「フィギュア」では「高地喋りまーす!」などメンバーからの愛ある“高地イジり”も止まらず、普段の彼らの雰囲気のまま歌唱。エスニックなテイストが印象的な「DRAMA」では田中の舌出しや腹チラ見せをはじめ、高地は着ていた白シャツを全開にはだけさせるなど各々の官能的な仕草で引き付けどこか危険漂う妖しげな世界へ誘い込む。また松村の高笑いが曲の世界観をさらに高めた。一方、その後の「JAPONICA STYLE」では噴水演出と桜の花びらの紙吹雪が舞い、まるで桜並木のように会場中がピンクに染まり、空気をガラリと変えた。
「DON-DON-DON」では、80~90年代を彷彿させるレトロチックな衣装にチェンジした6人が、ド派手なデコレーショントラックに乗って入場。外周を回りながら「RAM-PAM-PAM」「Bang Bang Bangin'」の3曲で思いっきり暴れ、一層バイブスを上げる。さらに最後にセンターステージで集まると火花が6発上がり、爆発音の度に高揚感を高めた。