【モデルプレス=2024/04/16】女優の石原さとみと俳優の中村倫也が16日、都内で行われた映画「ミッシング」(5月17日公開)の完成披露試写会に、共演の青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳、メガホンをとった吉田恵輔監督(※「吉」は正式には「つちよし」)とともに出席。中村が石原との共演への思いを明かした。【写真】石原さとみ&亀梨和也、キス寸前◆中村倫也、19年ぶり共演・石原さとみの「背中を追いかけていた」石原と19年ぶりの共演となった中村は「(石原と)同い年で、同じ誕生日で、同じ血液型なんです」と告白し、「始まる前までは、久しぶりにさとみちゃんと一緒だと思って嬉しいって思っていたんですけど、初日に現場に行って、さとみちゃんがいて、芝居をこれからしますよってときに、急にものすごく感慨深くて、そこで気づいたんですけど、嘘でもなんでもなく『石原さとみの背中を追いかけていたんだな俺』って」と思いを吐露した。「僕が言うとふざけているみたいですが、僕がふざけてそうなときはふざけてないんですよ。僕がこの仕事を始めたときに、もうさとみちゃんはお仕事をされていて、同世代のトップを走っていた感じだったんですよね。そこからしばらく共演もなく、いつか何かでご一緒したいなと思っていたんですけど、ここまでかかって、僕が19年前にさとみちゃんと一緒だったドラマは、一緒に甲子園を目指していたんですけど、むねくん(青木)も出ていて、この並びを見たときに運命を…あっ、すいません。ディスティニー(Destiny)を感じましたね」と石原が現在出演中のドラマタイトルと絡めてコメントして会場を沸かせた。◆石原さとみ、髪の毛傷ませる役作り本作において、石原は役作りのためにボディソープで髪の毛を洗うなどもしたそうで、石原は「監督と一緒に美容院に行きまして、美容師さんに『1番、髪の毛を傷ませるにはどうすればいいですか?』と(笑)」と打ち明け、「『今のまだらに髪の毛を染めた状態でボディソープで洗うとどんどん痛んでいくよ』とアドバイスをしていただいて、そこから毎日洗っていったらすごく痛みました」とにっこり。加えて、「そこから沙織里像を監督とお話ししながら、今までの自分を消す方法だったり、沙織里像を作っていくために、髪の毛だったり、肌荒れだったり、体の緩さだったり、爪の汚さだったり、いろんな部分で自分のことはなりふり構わない状態を作り上げるのと頑張りました」と努力を告白。精神的にもきつかったようで「(オンオフを)切り替えられなかったので、終わった瞬間にショートカットにしました(笑)」と明かした。最後に、締めのコメントを求められた石原は「本当に嬉しいです。宝物のような作品です。この経験は何年経っても、この作品が転機だと言えます。それくらい私にとって宝物のような時間ですし、作品です」と涙で声を詰まらせながら語り、「それを来月公開ですが、一足早くみなさんにお届けできることがとても緊張しますが嬉しいです。優しい光が必ずあります。それを受け取って、誰かに渡していただけたら嬉しいです」とメッセージを送った。◆石原さとみ主演「ミッシング」本作は、常に観客に衝撃を与え、想像力を刺激する作品を発表し続ける吉田恵輔が、雑音溢れる世の中で生きるわたしたちが抱える問題をえぐり出し、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿を、リアルにかつ繊細に描いた感動作。娘の失踪により徐々に心を失くしていく母親・沙織里を石原が、娘の行方を探し続ける家族の取材を真摯に続ける地元テレビ局の記者・砂田を中村が演じる。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】