“次世代アナウンサー候補”早稲田大・永井玲衣さん「何度も辛くて悲しい経験がありました」留学を通じてみえた理想像とは<第4回学生アナウンス大賞> | NewsCafe

“次世代アナウンサー候補”早稲田大・永井玲衣さん「何度も辛くて悲しい経験がありました」留学を通じてみえた理想像とは<第4回学生アナウンス大賞>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show
モデルプレスのインタビューに応じた永井玲衣さん(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/03/30】全国の大学生・大学院生を対象として次世代を担うアナウンサーを発掘するコンテスト「第4回学生アナウンス大賞」にて、早稲田大学1年の永井玲衣(ながい・れい)さんがモデルプレス賞を受賞。表彰式後のインタビューでは、受賞の心境や理想のアナウンサー像、さらには夢を叶える秘訣について聞いた。

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◆永井玲衣さん、アナウンサーを目指すきっかけ

― グランプリ受賞おめでとうございます。表彰式を終えた今の心境を教えてください。

正直、グランプリを取りたかったなという気持ちもありますが、自分が1700人以上の応募の中から、賞を1つでもいただくことが出来たということが嬉しいです。

― 「学生アナウンス大賞」はどうやって知りましたか?

以前、同じ大学出身の方が参加していたのをモデルプレスさんの記事で拝見して、そこから知っていました。

― おそらく当時は高校生だったかと思いますが、その頃からアナウンサーに興味があったんですか?

最初にアナウンサーを目指したのは、小学生の頃。1日中ずっとテレビがついてるような家庭で、夕方の番組でご当地グルメを食べている人を観て「私もこういう仕事がしたい」と話した時に、母からアナウンサーという存在を教えてもらいました。作文にも「アナウンサーになりたい」と書いていて、そこまで強くは思っていなかったんですけど、字にしてみると達成しなきゃいけないものだなと感じ、そこからは頭のどこかに「アナウンサーになりたい」という想いがずっとありました。

◆永井玲衣さんが伝えたかったこと

― 今日の自己PRスピーチ、とても1年生とは思えないほどでしたが、何か経験があるんですか?

特にお仕事とかはないですが、人の前に立って何か発表することが得意で、小学校の頃は演劇会で絶対に主役をやりたいタイプでした(笑)。中学生でもクラス委員をやったり、得意不得意で言えば得意な方かもしれないですね。

― (1つ前の審査)カメラテストも平気でしたか?

いや、正直昨日のカメラテストは、もうダメだったかなっていう気持ちでいっぱいでした。自分の話を出来る時間があまりなかったので、どう自分の良さを出せばいいかなと試行錯誤して、自分の中ではあんまり繕わずに、今の自分を見せようと思って話しました。結果的にファイナリストに残れたので良かったわけですが、審査が終わった段階では、もう少し考えて、何かもっと華のある話をすればよかったなと思ってました。

― 今日の自己PRスピーチは?

今日のスピーチは「自分が伝えたいこと」がテーマだったので、伝えたいことを伝えようという気持ちだけ。あまり作り込むのはやめようと特に台本も作らず、頭の中で話したいことをまとめて、個人的にはやっとこの話が出来るという気持ちでした。

― 留学を経験した永井さんならではのお話でしたね。

高校3年間、カナダに留学をしていた時に感じた多様性との付き合い方についてスピーチをしました。アナウンサーを志す身として、他者を理解するという言葉は少し綺麗事と言いますか、100%理解することは難しいと思うのですが、その代わりに相手の変化や感情にも配慮することはできるんじゃないかなと。自分の経験したことを通じて、なりたいアナウンサー像についてお話しました。

◆永井玲衣さんが目指すアナウンサー像

― 現在「cent.Force sprout」に所属していますよね、今後についてもお聞きしたいです。

アナウンサーになるまでに幾つかゴールを決めていて、その1つが事務所に入ることでした。大学に入って動けるようになったので、やっときたかという感じです。

― 将来はどんなアナウンサーになりたいですか?

留学で日本を離れて生活していた時、どこか孤立したような感情があったのですが、YouTubeで日本のニュースを伝えているアナウンサーの方を観て、どこにいても私は日本人なんだ、まだその社会に入れるんだと、少し心が温かくなりました。なので、私はどこにいても日本の素晴らしい日本語という文化を通してニュースを伝えていきたいです。

◆永井玲衣さんが悲しみを乗り越えた方法

― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、これまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

留学していた時は、何度も辛くて悲しい経験がありました。ちょうどコロナが流行った頃で、留学先は田舎の方でしたが、それでもアジア人差別や迫害を受けてしまうこともありました。その時は「なんで1つの楽しいを得るために100苦労しなきゃいけないんだろう」と思ったんですが、今振り返ってみると、その1つの幸せを得るための100の苦労が重要だったと思います。

今、実際に辛い経験をしたり、乗り越えなきゃいけないものがあったりする方は、綺麗事に聞こえてしまうかもしれないですが、いつかは実を結び花開く時が必ず来ると思うので、絶対に諦めず、前に進むことが大切だと思います。

◆永井玲衣さんの夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、「夢を叶える秘訣」を教えてください。

漠然とした夢のままではなく、ゴールを短く、余裕を持って目標をつくることが大事だと思います。私の場合の「アナウンサーになりたい」という夢だけでは、どのようにステップアップしていけばいいか分からないので、「アナウンサースクールに通ってみる」「こういうお仕事に挑戦する」の様に小さなステップアップを重ねるべきだと思います。

あと、私が周りから言われたのは「こうなりたいなりたいって言ってるうちはなれないよ」ということです。「なりたい」ではなく「なる」と公言することで、何が必要かが見えてきて考え方も変わるはずです。

― ありがとうございました。

◆「第4回学生アナウンス大賞」

「学生アナウンス大賞」は、フジテレビが運営するアナウンススクール「アナトレ」、「めざましテレビ」、女性ファッション誌「CanCam」、ニュースメディア「モデルプレス」の全面協力のもと、全国の大学生に“アナウンサー”という仕事に触れるチャンスと、アナウンサーを目指すきっかけをつくるべく2021年より発足。これまで、東中アナほか、渡邉結衣(日本テレビ)、中根舞美(テレビ東京)、高橋大悟(※「高」は正式には「はしごだか」/テレビ東京)、大仁田美咲(ABC朝日放送)、松崎杏香(メ~テレ)、檜垣すみれ(FBS福岡放送)、瀬賀凜太郎(広島ホームテレビ)、段木涼太(福島テレビ)など、数多くの放送局のアナウンサーやアナウンス職内定者を輩出している。

今年度は、過去最多の1700人超がエントリーし、津田塾大学2年の峯本奈津(みねもと・なつ)さんがグランプリを獲得。「めざましテレビ」出演権、雑誌「CamCam」誌面出演権、モデルプレス掲載権、フジテレビアナトレ受講権が授与された。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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