【モデルプレス=2024/03/26】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が日本時間26日、元通訳・水原一平氏の賭博問題をめぐり声明を発表した。【写真】大谷翔平選手、水原一平氏と写るインスタ“1投稿”だけ残す◆大谷翔平、自身の違法賭博関与を全否定大谷選手は、水原氏について「僕自身も信頼していた方の過ちというのを、悲しくというか、ショックですし、今はそういうふうに感じています」と正直な思いを吐露。今回の経緯を説明するにあたって、「まず初めに、僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したことももちろんまったくありません」と自身の違法賭博関与を全否定した。その上で、「本当に数日前まで彼がそういうことをしていたっていうのもまったく知りませんでした。結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、僕の周りもそうですし、みんなに嘘をついていた。そういうことになります」と伝えた。◆大谷翔平、水原一平氏の虚偽を韓国遠征先で知るまず、先週末の韓国遠征の際に、メディアから大谷選手の代理人にスポーツ賭博について問い合わせがあったという。しかし、大谷選手はこの取材依頼について知らなかったとのこと。そして、水原氏が、巨額の送金について友人の借金の肩代わりとして支払ったとしていたが、翌日には“借金は自分が作ったもので、大谷選手が肩代わりした”と主張を変え、そしてこの発言すべてが虚偽だったと明かした。また、大谷選手が違法賭博の問題を初めて知ったのは、韓国での第1戦が終わった後に行われた試合後のチームミーティングの時で、それまでは「一平さんがギャンブル依存症だっていうのはもちろん知らなかったですし、彼が借金をしていることも知りませんでした」と説明。試合後に水原氏と直接話をして、水原氏に巨額の借金があること、大谷選手の口座に勝手にアクセスして、ブックメーカーに送金していたことを知ったそう。その後、代理人たちを呼んで話し合い、ドジャースと弁護士に連絡、警察当局に引き渡すことに至ったとした。ここまでの流れを説明した後、大谷選手は「正直、ショックという言葉が正しいとは思わないですし、それ以上の、うまく言葉では表せないような感覚でこの1週間はずっと過ごしてきたので、今はそれを言葉にするのは難しいなと思っています」と本音を口に。シーズンが本格的にスタートすることから「ここからは弁護士の方々にお任せしますし、僕自身も警察当局に全面的に協力したいなと思っています。気持ちを切り替えるのは難しいですけども、シーズンに向けてまたスタートしたいですし、今日、お話しできて良かったなとも思っています」と気持ちを新たにした。◆大谷翔平の通訳・水原一平氏、違法賭博で解雇米メディアによると、水原氏はカリフォルニア州のブックメーカーを通じてスポーツ賭博を行い、少なくとも大谷の銀行口座から450万ドル(約6億8000万円)を送金したという。スポーツ賭博はアメリカの約40州で合法とされているが、カリフォルニア州では違法とされている。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】