【モデルプレス=2024/03/13】女優の橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子が千尋役として出演する舞台『千と千尋の神隠し』が、帝国劇場で上演された3月11日夜の部にて開幕を迎えた。【写真】橋本環奈、色白美肌大胆披露◆舞台「千と千尋の神隠し」日本・イギリスで同時上演2022年、宮崎駿の不朽の名作を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化し評判となった、『千と千尋の神隠し』。この舞台で、初演から主人公の千尋役を演じ続ける橋本と上白石に加え、新たにオーディションで同役を射止めた川栄と福地を加えた4人の千尋によって、2024年3月の帝国劇場公演を皮切りとして日本での全国ツアー、更には英国・ロンドンで初の海外公演として上演される(ロンドン公演はPWPWプロダクションズ共同製作)。舞台『千と千尋の神隠し』は、10歳の少女千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救う為に懸命に働き、生きる力を呼び醒ます姿を描いた宮崎によるアニメーション映画をもとに、2022年に東宝創立90周年記念公演として初めて舞台化された作品。ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色・演出を担い、そのほか『ナイツ・テイル-騎士物語-』や『ダディ・ロング・レッグズ』など演劇史に残る名作を生み出してきたケアードが翻案・演出を手掛け、映画の世界から飛び出したようなキャラクターたちと、熱い息遣いまでが感じられるライブならではの醍醐味が相まった舞台は、大衆演劇の優れた業績を表彰する『第47回菊田一夫演劇賞』で上演関係者一同が菊田一夫演劇大賞を受賞する快挙を成し遂げるなど、高い評価を得た。2023年名古屋御園座での再演を経て、2024年3月東京・帝国劇場からスタートし、4月名古屋・御園座、4月~5月福岡・博多座、5月~6月大阪・梅田芸術劇場メインホール、6月北海道・札幌文化芸術劇場hitaruでの上演が決定している全国ツアー公演と並行して、4月から8月にかけて、ロンドン・ウェストエンドのロンドン・コロシアムでの初の海外公演も実現するとあって、今また注目を集めている。ロンドンの劇場は、約2300席の客席数を誇るウェストエンド最大級の劇場、ロンドン・コロシアム。日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模、また東宝株式会社主催公演としても史上初の試みとなる。◆橋本環奈の千尋役で舞台「千と千尋の神隠し」開幕東宝演劇の海外上演は、これまでも多数あるが、主に現地のプロダクションへ上演権をライセンスする、現地キャスト・現地語上演の形で行われてきた。1972年にロンドン、1973年にロサンゼルスにてミュージカル『風と共に去りぬ』(作:菊田一夫、原題:スカーレット)が上演され、その後も『ローマの休日』『マリー・アントワネット』『レディ・ベス』『四月は君の嘘』が韓国などの現地プロダクションで上演されているが、今回のように、日本上演時のプロダクションが、海外において日本語による演劇4か月間にわたり上演することは、東宝としても初挑戦、日本の演劇界としても殆ど類を見ない試みだ。日英米のクリエイティブスタッフの陣営も続投、日本生まれのカンパニーが再び日本全国、そして初の海外公演としてロンドン・ウェストエンドでの上演を果たす。2024年の舞台『千と千尋の神隠し』全国ツアー・ロンドン公演(合計235回)は、帝国劇場での3月11日夜の部にて橋本の千尋役で、開幕を迎えた。12日夜の部で上白石、13日夜の部で新キャスト福地がそれぞれ初日を迎える(川栄は、3月27日夜の部にて初日を迎える)。(modelpress編集部)◆初日カーテンコールメンバー3月11日(月)夜公演千尋役:橋本環奈、ハク役:醍醐虎汰朗、カオナシ役:森山開次、リン/千尋の母役:妃海風、釜爺役:田口トモロヲ、湯婆婆/銭婆役:朴璐美3月12日(火)夜公演千尋役:上白石萌音、ハク役:増子敦貴(※)、カオナシ役:小㞍健太、リン/千尋の母役:華優希、釜爺役:宮崎吐夢(※)湯婆婆/銭婆役:羽野晶紀(※)(※は初出演の新キャスト)◆ロンドン・コロシアムウェストエンドで1904年オープン、客席数2358席の、ウェストエンド最大規模の劇場。イングリッシュ・ナショナル・オペラの本拠地でもあり、規模と歴史は、日本での帝国劇場(1911年開場、約1900席)と重なる。なお、舞台『千と千尋の神隠し』の4か月にわたる公演の観客動員は、約30万人が見込まれている。【Not Sponsored 記事】