ファンの間では“伝説”との呼び声が高いフジテレビTWO「Sexy Zone CHANNEL」。通称・セクチャンだが、2人のステージでの相性だけでなくユーモアセンスの方向性の合致も証明し、放送から時が経ってもファンのみならずSNSでバズることが度々ある。
中でも多くの声を集めたのは2014年3月26日に放送された“焼肉回”と9月10日に放送された“ヴィレヴァン(ヴィレッジヴァンガード)回”。焼肉回では、5人でくじを行い食べる権利を得るメンバーを選出していくという企画だったが、年長メンバーである2人が、佐藤勝利、松島聡、マリウス葉さんに譲らずに暴走気味に肉を賭ける姿が話題を呼んだ。ヴィレヴァン回では、被り物を用いて自身の楽曲を息ぴったりに踊る姿が映され、モデルプレスでも取材した2023年に開催された「SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 Chapter in DOME」のVTRでもリバイバルされるほどだった。
地方公演での出来事ながら熱い声を集めたのは菊池から中島に宛てられた言葉である「一生一緒に遊んでくれよ」。2019年に開催された「Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES」では、菊池がその地域ごとにラップと映像を作っていくことが定番となっていたというが、和歌山公演の映像に中島が登場。すると「一生一緒に遊んでくれよ」といった歌詞がその部分に当てられ、前述の通り不仲とされる時期も辿ってきた菊池から中島へのメッセージとも取れるであろうこの言葉に胸を打たれたファンが多数だった。
2020年に放送されたフジテレビ「連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME」シーズン3のエピソード7でも2人の信頼が伝わる描写が。同年11月にリリースされた「NOT FOUND」のミュージックビデオ撮影では、菊池が思うようにいかず、5人のダンスシーンを何度も撮り直すことに。そこで中島は「ちょっと休憩!」と爽やかに気遣い、一緒にダンスの練習をした後にトンと肩をぶつけて菊池の緊張を解すような行動をとったのだった。短いシーンながらも、2人の実際の関係性が垣間見えた一部始終に感動する声が寄せられた。
直近のエピソードでは、「SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 Chapter in DOME」の最終日に当たる12月26日公演での「RUN」の背中合わせパート。普段であれば「感じているんだろう? 感じてなきゃダメ痛みに気づかないふりをするな」の部分のみ2人が背中を合わせて歌うこともあるが、この回ではその歌詞を過ぎても2人が離れることはなかったといい、最終日公演ということもあったからか、ただならぬ絆を感じさせた場面の一つとして支持を集めた。