「Eye Love You」第6話は“クライマックス”「前半の最終回だと思って観てください」<中島啓介PインタビューVol.5> | NewsCafe

「Eye Love You」第6話は“クライマックス”「前半の最終回だと思って観てください」<中島啓介PインタビューVol.5>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
チェ・ジョンヒョプ、二階堂ふみ「Eye Love You」第5話より(C)TBS
【モデルプレス=2024/02/24】女優の二階堂ふみが主演を務めるTBS系火曜ドラマ「Eye Love You」(毎週火曜よる10時~)を担当する中島啓介プロデューサーにインタビュー。Vol.5では、現場の雰囲気や今後の見どころを明かしてもらった。

【写真】二階堂ふみ&チェ・ジョンヒョプ、色気全開ベッドシーン

◆二階堂ふみ主演「Eye Love You」

本作は目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ本宮侑里(二階堂)と超ピュアな年下韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ/通称:ヒョプ)のファンタジック・ラブストーリー。

ヒョプは今作が日本のドラマ初出演。韓国俳優がヒロインの相手役を務めるのは民放GP帯連続ドラマ史上初となる。

◆チェ・ジョンヒョプ、現場では通訳介さずコミュニケーションとることも

― 撮影現場はどのような雰囲気ですか?

中島:二階堂さんやジョンヒョプさん、その周りのキャストも含めて表情の引き出しあいみたいなことが行われていて。それによって誰かが今までになかった表情を見せることもあって、それがすごく面白いなと思います。そうやって皆で一緒に今までにないものを言葉の壁を越えて作ろうという雰囲気の現場になっていることに感謝しています。

また言語が違う中で色々な人がアイデアを出し合いながら撮影が進んでいるので、通常のドラマ以上に、本番に至るまでお互いのイメージを理解しきる、アイデアを共有しあうということに時間をかけています。僕らも少しずつ韓国語がわかるようになってきたり、逆にジョンヒョプさんは日本語を覚えるスピードが速く、僕らが日本語で演出について話した時に通常は通訳さんから伝えてもらうんですが、最近は通訳さんが伝える前に「オッケー!ケンチャナ(大丈夫)」みたいな感じで理解してくれることも増えてきました。

言葉が違うからこそより深いコミュニケーションができるようになったというか、そういう雰囲気の中で皆で頑張って前に進んでいるので、それが良いムードに繋がっているんだろうなと思います。時間がかかっても、相手の考えていることがわかった時はやっぱり嬉しいですよね。演出スタッフ、キャスト含め、それで生まれるお芝居を皆で取り入れ、それぞれがアイデアを出し合いながら作っていくことで、今回のドラマのオリジナルな部分が生まれているのではと思います。

◆二階堂ふみ&チェ・ジョンヒョプ&制作陣共通の思い

― 韓国のNetflixでもランキング上位に入っていて国内外から大きな反響が届いているかと思いますが、「これは意外だった」「ここが視聴者の方には受けたんだ」など驚いた反応はありましたか?

中島:正直に言うと、ヒロインの相手役を韓国人の方にやっていただく、韓国人の俳優さんが日本語をしゃべっているという座組自体が今までになかったものなので、世の中の方にどう反応していただけるかは放送されるまで全く予想がつかなかったですし、どっちに転ぶ可能性もあるなと思っていました。ともすればネガティブな反応も多い可能性も覚悟していたんですが、二階堂さんとジョンヒョプさん、そして全スタッフ含め共通で思っていることは「今の時代に、とにかく皆に元気になってほしい」ということです。このドラマを毎週楽しみにしてもらったり、観ることで「明日頑張ろう」と思えたり、ちょっと疲れている心が癒やされたり…そういう気持ちになってもらえるように、ということをずっと共通認識として意識しています。なので色々なところで観ていただいて、元気になってくれている人がたくさんいると知ってすごく嬉しいですし、ホッとしています。最終回までずっと視聴者の方が明るく楽しく良い気分になるドラマにできればいいなと思っています。

また、まずは日本国内の人がそう思ってくれたらという気持ちで作っていたので、韓国の方からどういう反応が来るのかは正直本当に全くわかりませんでした(笑)。でも意外にも韓国のNetflixでもずっとトップ10に入っていて好調らしく。韓国ドラマとは尺、話数、テンポ感が全然違いますが、それを逆に新鮮に受けてくれたのかもなとも思ったりしました。

あとは二階堂さんとジョンヒョプさんの掛け合いを「楽しい」「なんか可愛い」と感じる、その視聴者の心はもしかしたら共通しているというか、その感覚は韓国でも一緒であるのかもしれません。僕らも韓国ドラマのラブストーリーを観ながら「韓国の方はどういうところに胸がグッと来るのかな」と参考にして作っている部分もありますし、結果的に韓国の方にも楽しんでいただけているのであればすごく良かったです。日本の俳優のお芝居を韓国の方々が観てくれるというのもやっぱり純粋に嬉しいです。日韓一緒に作るコンテンツで両方とも楽しいと思えるのが多分1番良い形で、そこまで到達できているのかはわからないですが、最終回が終わった後に、少しでも多くの人がそういうふうに思ってもらえるといいなと思います。

◆「Eye Love You」第1章完結へ「クライマックス」

― 27日放送の第6話、また終盤にかけての見どころをお聞かせください。

中島:6話で第1章が完結し、物語の1つのクライマックスを迎えます。5話のラストからまたさらなる展開があるんですが、それと同時に6話は舞台が北海道に移ります。メインキャラクターたちが北海道に行き、この物語の1つのキーとなっているラッコが生息する場所など色々なところが出てきます。今回は世界配信ということもあって、実はそういう大自然、日本の色々な美しい場所、色彩もすごく意識しながら撮影を進めています。そんな美しい情景の中で、このラブストーリーが大きく動き、中盤として1つの結末を迎える。絶対に見逃すことのできない展開ですし、とにかく何かが起こりますので「前半の最終回だと思って観てください」と伝えたいです(笑)。素晴らしいキャスト陣とともに、演出・技術・美術、全てのスタッフが1カット、1カット一生懸命に愛情を詰め込んだ「Eye Love You」をぜひこれからも楽しんでいただけたらと思います。

― 貴重なお話をありがとうございました。

(modelpress編集部)

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