オープニングの音楽が流れて幕が開くと、大型LEDを背負ったFAKYが登場し、会場からは歓声が。そしてライブは、昨年11月にリリースした最新EP「Deperture」収録の「To The Stars」からスタート。“挫折や涙を乗り越えてFAKYが今夜に全てを賭ける”というこの楽曲に込められたメッセージがポジティブでアップリフティングなビートに乗って会場に響き渡り、スタートから会場は一気にダンスフロアと化した。
◆ダンスナンバーからバラードまで…多彩な面見せる
その後は、ダンス&ボーカルグループの真骨頂とも言えるダンスナンバーを、新旧問わずメドレーを交えながら立て続けに披露。華やかに、表情豊かに、ハイレベルな歌とダンスを惜しむことなく畳み掛け、実力派グループとしての本領を見せつけた。中でも特筆すべきは、FAKYのデビュー曲でもある「Better Without You」。シャウトも交えたメンバーの熱唱とコール&レスポンス、オーディエンスを煽りながらのパフォーマンスに、フロアはまさに熱狂。ライブ序盤にも関わらず、会場が完全に一体となりフロアは大きく揺れた。
一転して、その後のバラードセクションでは、それぞれMikakoとHinaの「オオカミインスパイア曲」でもあるラブソング「モノクロ」と「half-moon」を歌い上げ、先ほどまでのパワフルでエナジェティックな面とは一味違った、大人な魅力を披露。初パフォーマンスとなる「大丈夫 Prod. ☆Taku Takahashi」、オーディエンスと一緒にステージを作り上げる「Are You Ok?」と繋ぎ、多彩な面を見せる。
アンコールを挟み、再びステージ登場したFAKYが歌うのは「Who We Are」。自分らしく生きることを強く肯定したこの楽曲に、メンバーそれぞれ、感情を爆発させて歌唱。その後、FAKYの代表曲とも言える「CANDY」を力強く披露。最後のコール&レスポンスでは、Lil’ Fangの呼びかける「FAKY」というシャウトに会場全体が「FAKY」とシャウトを返す。