【モデルプレス=2023/06/02】俳優の安藤サクラと永山瑛太が2日、都内で開催された映画『怪物』初日舞台挨拶に登壇。永山がカンヌでの恥ずかしかった体験を明かした。【写真】「ブラッシュアップライフ」?第1話冒頭の“4羽の鳩”に考察飛び交う◆映画「怪物」本作は、大きな湖のある郊外の町を舞台に、息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たちが織りなすヒューマンドラマ。よくある子供同士のケンカに見えたできごとをきっかけに、食い違う主張が次第に社会やメディアを巻き込んで大事になっていく様を描く。この日は共演した黒川想矢、柊木陽太、角田晃広、中村獅童、そして脚本の坂元裕二、是枝裕和監督も出席していた。なお本作は、先日開催された第76回カンヌ国際映画祭において、脚本賞と、LGBTQを扱う作品が対象となるクィア・パルム賞を獲得している。◆安藤サクラ&永山瑛太、公開初日に歓喜小学5年生の湊(黒川)の母・麦野早織を演じた安藤は「まだカンヌから戻ってきて、ちょっと、うーん。なんて言うんですか?ふわふわしたような、興奮したような状態のままこうやって初日を迎えて、皆さんとここでお会いできて、うれしいです」と笑顔。湊(黒川)や依里(柊木)の担任教師・保利道敏を演じた永山は「『怪物』という作品に参加できたことは本当に幸せなことですし、今から初日を迎えてたくさんの人に、いろいろなことを感じて考えていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。◆安藤サクラ、カンヌ授賞式で大興奮『万引き家族』では短期の参加となったカンヌ国際映画祭での経験について、今回は授賞式まで参加した安藤は「前回はぱっと行って、自分たちの上映の時だけ参加して帰国してしまったんですけど、映画祭を全体的に感じることができて。ほかの映画の上映とかも参加させていただいたりとかして」と回想。「授賞式に出たときに、本当にそこにいられるっていうことは、そしてこうやって本当に素晴らしい瞬間を…あの場所にいさせていただいて。ものすごいことなんだなっていうことを実感したといいますか。すごくすばらしい経験をさせていただきました。大興奮でした」と笑顔を見せた。◆永山瑛太、カンヌでの恥ずかしかったこととは?レッドカーペットを歩いた感想を求められた永山は「たくさんの世界中の方々が『コレエダ!』って、『こっち向いて』って写真を求められていて。『サクラ!』とかいう中で、たまに『コレエイタ!コレエイタ!』って聞こえてしまって。振り向いたんですけど全然こっちを向いてないっていう(笑)、とても恥ずかしい思いをしましたけど」と照れ笑い。また「最後、壇上に上がってから、是枝さんが指示してくださって。振り返ったら手を振ってねって言ったときに、こうやって両手で手を振るんだと思って、こうやって是枝さんはやってくださったんです。確か。確かなんですけど。僕は両手で振って、ぱって横を見たら、坂元さんも両手で振ってたんですけど、そこだけ写真が抜かれてて。なんか2人だけこうやってたんですよね。捕らわれた宇宙人みたいに」と語って会場を沸かせていた。これに頷いた坂元は「そうなんですよ。歓声があまりにもすごくて。一人で一つの手で応えると、返しきれていない気がして。なぜか手を、両手を上げてしまったら宇宙人になってしまった」と壇上での思いを振り返っていた。なお、この日は脚本賞のトロフィーが開帳される一幕もあった。(modelpress編集部)【Not Sponsored 記事】