【モデルプレス=2023/03/27】俳優の杉野遥亮が27日、同日最終回を迎える草なぎ剛主演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ「罠の戦争」(毎週月曜よる10時~)のリモート囲み取材会に出席。女優の小野花梨をはじめとする豪華俳優陣との共演を振り返る中、しきりに反省する一幕があった。【写真】「罠の戦争」イメチェン前の眞人(杉野遥亮)◆草なぎ剛主演「罠の戦争」「銭の戦争」「嘘の戦争」に続く戦争シリーズ第3弾は、弱者による強き権力者への復讐劇。愛する家族を傷つけられた議員秘書・鷲津亨(草なぎ)が知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる痛快なエンターテインメント。第10話では、鷲津を信頼し、私設秘書として共に復讐を手助けしていた蛯沢眞人(杉野)が、鷲津を陥れるために怪文書をばらまいた犯人であることが判明した。◆杉野遥亮、小野花梨との共演を回顧同じ鷲津の第二秘書で眞人の先輩・蛍原梨恵を演じた小野との共演について「難しかったです」と振り返った杉野。「僕も小野さんの役も“自分”というよりは、鷲津さんのためっていうのが根底にあったので、どこまで自分なんだろうと考えることがありました。あと恋愛要素もあったので、それを自分の中で消化するのは結構大変でした」と明かした杉野。また、植物ヲタクの眞人にちなみ、杉野自身のヲタクな一面について質問が飛ぶと「最近はあまりですが、アニメです。『僕のヒーローアカデミア』とかすごくハマってました」と話していた。◆杉野遥亮、取材で反省会?そして、同作の肝となる復讐心について、気持ちの作り方で意識したことを聞かれると、「最初にすべて台本をもらっているわけではなく、いつそういう場面が来るのかは知らなかったんです。ただ自分の中でお兄さんのこととかどれだけ内面を作れるかということが勝負になると思っていました」と回顧。また、「ロジカルな部分も必要だなと思って、ただ感情とバックボーンで入れていくだけじゃ足りなかったですし、台本を読んでて会話の前後で引っかかるポイントを見つけ出すのが難しくて苦労してました」と役作りの難しさを告白した。「今回、いろんな先輩を見て『自分の芝居って何だろう?』って自分の演技をすごい崩したりしてたんですよ。とにかく頑張りたいと貪欲だったと思うんです。そういう右往左往してた部分が今回眞人とリンクしてたなと思う一方で、お兄さんのことを自分の中で膨らませることが難しかったです。すごい反省会になっちゃってるんですけど(笑)、まだ終わっていないので良かったと思えなくて反省しちゃうんです。すみません」と笑い混じりに謝罪。続けて「こんな先輩たちに囲まれるなんてなかなかないので、1話のパーティーのシーンで大人の俳優さんに囲まれて頑張りたいと思って空回ちゃった部分もあって、もっと冷静になれば良かったなって思うこともあった」としきりに反省していた杉野。そんな中、草なぎと片平なぎさの2人のシーンを現場に見に行ったそうで、「面白かった。エネルギーが凄まじくてそれを体感して僕も頑張ろうと思いました」と謙虚ながらも杉野の演技に対するまっすぐな情熱がひしひしと伝わってきた。(modelpress編集部)◆「罠の戦争」最終回あらすじ鷲津(草なぎ剛)を陥れるために怪文書をばらまいた犯人は眞人(杉野遥亮)だった。その動機が、亡くなった兄の陳情を鷲津が取り合わなかったことだと察した梨恵(小野花梨)は、眞人に当時の状況を説明。しかし眞人は、納得するどころか、秘書として尊敬できる先輩であり、ひそかに思いを寄せる梨恵が、真実を知りながら鷲津をかばっていたことにショックを受け、もう誰も信じられないと、ある場所へ向かう。一方、副大臣のポストを逃したことで鷹野(小澤征悦)と決裂した鷲津は、総理官邸に呼び出される。竜崎(高橋克典)によると、すっかり欲深くなった鷹野が、現在のポストに飽き足らず、さらなる権力を手にしようと竜崎の周辺をかぎまわっているという。竜崎から、鷹野を黙らせるためのスキャンダルをつかめと命じられた鷲津は、今後のためにもなんとか総理に恩を売ろうと、早速、梨恵に鷹野の身辺を探るよう指示。すると梨恵は、やりきれない表情で、ある人物に相談を持ちかける。息子・泰生(白鳥晴都)の事件をきっかけに、永田町にはびこる悪しき秩序を排除すべく国会議員にまで上り詰めた鷲津。しかし、次第に権力という名の魔物に取りつかれ、さらなる力を欲するようになると、代議士・鷲津亨を支えてきた秘書や、志を同じくして闘ってきた鷹野や由貴(宮澤エマ)、そして可南子(井川遥)との関係にも異変が?権力にとらわれた鷲津に待ち受ける未来とは―?【Not Sponsored 記事】