【モデルプレス=2023/03/24】GENERATIONS from EXILE TRIBE、7人組ボーイズグループ・BE:FIRST(ビーファースト)、グローバルグループ&TEAM(エンティーム)らが集結し、3月5日、11日、12日に開催した大型フェス「D.U.N.K. Showcase」のライブリポートをお届けする。
そして「日本で知らない人はいないアーティストがこのイベントにラインナップされてることをご存知か!DREAMS COME TRUE!」とアナウンスし、日本の音楽シーンを代表するバンドをステージに呼び込んだ。
「D.U.N.K.ベイビーズ!楽しんでいくよー」という吉田美和のコールに続いて、「次のせ~の!で -ON THE GREEN HILL-」からライブをスタートさせたドリカム。「D.U.N.K.」に特化したセットリストをお届けしようと思っています(中村正人)」という言葉に続き「NOCTURNE 001」や、ファンキーなサウンドと吉田のダンスも印象的な「G」など、ドリカムの楽曲やパフォーマンス、そしてアーティスト性の幅広さを提示。SKY-HIがラップで参加した「JET!!!」や、番組「D.U.N.K.」の#3でのSKY-HIと中村との対談にもサプライズ登場し、ドリカムの大ファンであると語ったAile The Shotaをはじめ、当日の出演者がオールラインナップしての「スピリラ」など、コラボを通してドリカムのステージに華を添え、新たなエッセンスを加える構成も興味深い。
◆Aile The Shota・MANATO・SOTAらも登場
Aile The Shotaがステージに残り、BE:FIRSTからMANATO、SOTAが登場し、ユニット・ShowMinorSavageとしてのパフォーマンスでは、メロウな「No Cap Navy」、それぞれがソロを取るヴォーカルとユニゾンでのダンスが印象的な「Thinkin’ bout you」、グルーブ感あふれる新曲「SUPER ICY」とバラエティー豊かなパフォーマンスを見せた。
SKY-HIと超特急によるトークパートを経て、この日の大トリはSKY-HI。ドラムとギター、DJ、そしてSKY-HIダンサーズBFQとのパフォーマンスは、超特急との「Mr.Psycho」やREIKOとの「One More Day」、 Aile The Shotaとの「Bare-Bare」、Ayumu Imazuとの「Tumbler」など、コラボが中心となった。またBE:FIRST「Scream」のカバーには、驚きのどよめきと大きな歓声が上がる。
そして中村が登場し「Fly Without Wings」にベースで参加。「D.U.N.K.」では登場アーティストが勢ぞろいでのダンスサイファー(合同でのダンスパフォーマンス)で閉じられ、このエンディング形式はDAY3まで受け継がれた。
そしてSKY-HIの「デビューから3ヶ月でこんなクオリティを出せるグループがいるかい?」という呼びかけから、ステージにはオーディション番組『&AUDITION - The Howling -』を通して結成された、多様な9人によるグローバルクオリティのパフォーマンスと圧倒的なビジュアルで世界から注目を集める&TEAMが登場。ヒップホップ調のグルーブ感あふれる「Scent of you」や、可愛らしい振り付けを会場一体となって踊る「Melody」と、、そしてTikTokでのダンスコラボが話題の「バズ恋(BUZZ LOVE)」そのバラエティーの豊かさには、これからの活動の広がりを感じさせるものとなっていた。
◆RYUHEI・RYOKIら、多彩なステージ披露
東京ゲゲゲイとBE:FIRSTのRYUHEIによるコラボでのダンスパフォーマンスに続いて、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEがステージに。海外でもその活躍を広げる7人組ボーイズグループである彼らは「VIVA LA EVOLUCION」など、力強くタフなライブを展開した。
続くSKY-HIは「俺の使命はあなた達を踊らせることなんだ!」という言葉から「Happy Boss Day」や「Double Down」と展開し、彼がアーティストとして「BMSG」を立ち上げたレーベルオーナーとして、「D.U.N.K.」を生み出した主宰者としての思いを、曲間のMCとともに表現していく。そして「俺はあなたの人生を一生かけて応援します。それが自分の音楽家としての使命です」というメッセージから「To The First」を披露し、「あとは任せたぜ」という言葉を残しステージを後にした。
その言葉を引き受けるのはBE:FIRST。ステージに7人の影が浮かび上がり「To The First」の歌詞を引き継ぐように歌うと、客席からは大きな歓声が上がり、ライブは「BF is…」に流れ込む。リードを取るメンバーにスポットライトがあたり、メンバーごとの存在性や「個」の強さを表明する「BF is…」から、ユニゾンでのダンスを含め「集団」としての強さを形にする「Boom Boom Back」という流れによって「BE:FISRTの持つ総合的な強さ」をオープニングからステージングを通して表明する展開となった。
4月26日リリースの新曲「Smile Again」や、足技(ストンプ)によるダンスシークエンスが挿入された「Milli-Billi」、そして&TEAMが登壇しBE:FIRST「Shining One」、&TEAM「Under the skin」を総勢16人でコラボレーションでパフォーマンス。その熱量の高いコラボからは「これからの時代を担う現在進行系のダンス&ボーカル」の意気込みを強く感じさせられた。そしてBE:FIRSTは「Move On」「Gifted.」とライブを展開し、充実したライブを締めくくった。
再び登場したSKY-HIの「お祭りだぜ!」という言葉から、SKY-HI、JUNON、LEO、Aile The Shotaによる「Tiger Style」、SKY-HI、RYOKI、SHUNTOによる「JUST BREATHE」、BALLISTIK BOYZの日高竜太(※「高」は正式には「はしごだか」)とSKY-HIという二人の「日高」による「Tumbler」と展開し、ラストは「D.U.N.K.」サイファーで幕を迎えた。
この日のトップを飾るのは、SKY-HIが「この10年間ダンス&ボーカルシーンを引っ張ってきた存在」として紹介するGENERATIONS。初っ端から「A New Chronicle」「G-ENERGY」と、GENERATIONSらしいアッパーかつタフな楽曲を展開し、彼らは10年間で培ってきたパワフルさでオーディエンスを牽引する。
またEDMでリアレンジされた「Y.M.C.A.」での老若男女が知る定番の振り付けなど、そのキャッチーさもまた、彼らがポップスターであることを証明した。バラードの「涙」、ラッパーのJP THE WAVYも登場した「My Turn feat. JP THE WAVY」などバラエティーに富んだパフォーマンスを見せたGENERATIONS。DAY2での経緯からも分かる通り、彼らを尊敬するアーティストだと話すBE:FIRSTのMANATOとの「Love You More」のコラボレーションは、MANATOにとって、そしてGENERATIONSにとっても、特別なパフォーマンスになった。