岡田准一、安易な企画の犠牲者か | NewsCafe

岡田准一、安易な企画の犠牲者か

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公開前から大量宣伝で、目を引いた岡田准一(35)主演映画「エヴェレスト 神々の山嶺」の入場者数が伸び悩んでいる。
「今月12日の公開以降、観客動員は1位の『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』に負け続け、2位の『アーロと少年』の2本のアニメに大きく引き離されて3位。公開2週目も藤原竜也(33)と有村架純(23)がW主演のSFミステリー『僕だけがいない街』、広瀬すず(17)主演の高校の競技かるたを描いた『ちはやふる』にも抜かれて5位に後退しました」とは映画記者。
前評判はよかったのでは?
「原作が柴田錬三郎賞受賞の夢枕獏(65)の山岳小説。漫画版も第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなど、面白いと評判のストーリーです。小説・漫画ともに中国語や韓国語、英語などに翻訳され、現在までに合計発行部数は世界で100万部を突破しています」
そりゃ、映画化されるのは分かるけど…。
「日本映画史上初となるエベレストの標高5200メートル級で撮影され、総製作費が15億円の超大作です。でも、このままだと制作費を回収できない可能性も大。要するに大赤字確実ってことですよ」
阿部寛(51)、尾野真千子(34)ら演技力のある脇役を配しているのにダメなわけ?
「そう。映画の鑑賞者のレビューには、『観て損した。原作のほうが断然いい』という酷評が目立ちます」
なぜ酷評された?
「原作は長編なのに、それをたった2時間でまとめるという部分に無理がありました。しかも、出演者が映画のスポンサーであるアウトドアメーカー『モンベル』の衣装を着ていたことに違和感を覚えた観客も多く、『全身モンベルでエベレストに挑むのは不自然すぎる』『あまりのスポンサー感に笑った』と多くの観客からブーイングが出ています」
じゃあ、モンベルのロゴが要所に映るわけ?
「そう。これでもかとスポンサーを見せられたら観客は興ざめするし、登山の専門家からは『冬山登山に関してリアリティがなさすぎる』と批判されています。それに加えて安っぽいコンピューターグラフィックスを多用したことも敗因です。『大自然でロケしたのに、なぜCGが必要なのか』と誰もが思ったのでしょう」(先の映画ライター)
結局、原作本がヒットしたから映画も当たるという安易な企画が、拒絶されたってことかなのかもしれない・・・。
《NewsCafe》
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