デスク「ついにフジテレビがテレビ東京に抜かれちゃったな。テレビ界の視聴率競争で昔から言われる『ふりむけばテレビ東京』の最下位の席になっちゃった」
記者「フジの玉木宏主演『天才探偵ミタライ』が8・6%、裏のテレ東『出没!アド街ック天国SP』がなんと13・0%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)でした」
デスク「『アド街』は降板が決まった司会の愛川欽也(80)の最後の出演日だったこともあるけど、『タクシードライバーの推理日誌』(テレビ朝日系)が12・8%(同)だったんだからフジは歴史的惨敗だ」
記者「ジャニーズ・KinKi Kidsの堂本光一(36)が玉木演じる主人公の親友役で出てましたが、視聴率にはつながらなかったですね。ファンは『光一のコスプレ祭り!』と盛り上がってましたが…」
デスク「最後には『to be continued?』って連続ドラマをやる気満々の演出だったけど、微妙だぞ、あれは」
記者「フジは1月からテレ東に惨敗。『超潜入!リアルスコープSP』で北陸新幹線を特集しましたが、同じテーマだったテレ東の裏番組『土曜スペシャル』が勝利。フジは8・2%、テレ東は9・7%(同)でした」
デスク「テレ東は万年視聴率最下位の局だった割に、社員の待遇は福利厚生を含めてけっこうよくて、忙しくない割に高給もらってるってな」
記者「よく低予算の番組作りだと言われますが、下請けの制作会社はその分、大変な労働環境におかれることは現場では有名なグチ話です」
デスク「そっか。現場レベルではいろいろあるんだな。TBSもかつては『ドラマのTBS』って言われてたけど、『水戸黄門』も『渡る世間は鬼ばかり』も終わって、看板の日曜9時枠も、放送中の『流星ワゴン』が1ケタ台と元気がない」
記者「TBSは『半沢直樹』で盛り上がったのが最後だったんでしょうか。バラエティーでも長寿番組『アッコにおまかせ!』が、取材者への悪態や著作権侵害などトラブルが頻発しています」
デスク「日曜のTBSは午前中は『サンデーモーニング』ほか視聴率が2ケタなのに『アッコ』で1ケタに落ちてる。視聴者にも飽きられているのに、TBSもNHK紅白もなぜか和田アキ子(64)を切らないのが不思議。ま、事務所がホリプロだからっていうことなんだろうけどな」
記者「日本テレビは視聴率三冠を5週連続で獲得。先日は長寿番組『笑点』が24・2%(同)と3年ぶりにNHK朝ドラを抜いたことで盛り上がりましたが、あとは下がるだけなので、手放しで喜べず、戦々恐々とした雰囲気です」
デスク「どこもフジを笑えない状況だね」
記者「フジでは現場から人が減ってスタジオに幽霊が出るみたいな噂まで出ています」
デスク「なんか末期状態だけど、一時代を築いた時期もあったんだから、せいぜいがんばってほしいわ」
《NewsCafeゲイノウ》
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