不肖・宮嶋と「国防女子」 | NewsCafe

不肖・宮嶋と「国防女子」

ビックリ ニュース
近年、世に広まる○○女子の愛称。全ての女性の営みに多方面で見受けられる。例えば、STAP細胞を発表した「小保方晴子」 ユニットリーダーの活躍で世に知れ渡った、「理系女子=リケジョ」なんかは今、最もスポットライトを浴びている女子たちだろう。さらには、安倍政権が女性の活躍を推進していることを受け、国土交通省が「ドボジョ」なる土木建設に従事する女子を倍増すべく、国家政策にまで展開されているのもその一例だ。そして先日、秘密のベールに包まれていた"ある女性たち"にスポットを当てた写真集が発売された。

■写真家・宮嶋茂樹
宮嶋氏は、東京拘置所収監中の麻原彰晃などのスクープ写真を撮影したり、ある時は、戦地に赴き戦場カメラマンとして戦場における報道の要としても活躍している屈強な報道カメラマンだ。また、写真家だけでなく、関西弁を用いて、ウィットに富んだ皮肉を織り交ぜた宮嶋氏のお言葉はお茶の間にも人気があり、執筆やコメンテーターなどでも活躍。宮嶋氏は日本の国防に強い関心を持っており、領土問題や外交問題に主力を注いでいる。この度発売された「国防女子」はこれまで宮嶋氏が出版してきた、政治的なルポや血生臭い写真集から一変、女性隊員の素顔を写すなど、壇蜜のグラビア集と拮抗できるほど、男のロマン満載な一冊となっている。その意図は、政治・国防に無関心な若者層に堅苦しいイメージ払拭を狙った試みとも感じ取れる。本書は海上自衛隊を舞台に、自衛隊を志したエピソードや苦労話などを添え21人の女性隊員を紹介している。中でも筆者が気になった3名の隊員を紹介しよう。

■才色兼備な国防女子
固定翼哨戒機P-3Cの操縦桿を握るのは、第31飛行隊「青山展子」2等海尉。男でさえ狭き門の飛行隊に入隊するまでには、幾多の苦難が・・・。彼女は一度、海自航空学生に応募し見事合格していた。しかし、特技の日本挙法でケガをし採用取り消しに。諦めきれず、満を持して大卒枠で採用試験に受かり、男女の分け隔てなどない常にギリギリの中での訓練を乗り越え、やっとの思いで座ることのできた操縦席で海洋に目を光らせ日本の安全を守護している。そんな彼女のプライベートショットは、ウィスキーが注がれたカクテルグラスを片手に、ハードボイルド風にクールな"できる女"を見せていた。彼女は、隙を見せないタイプなのだろう。

■これぞ最強女子
女優・綾瀬はるか似の端正な顔立ちに、ほのかにウェーブがかかった艶やかな黒髪ビューティー。丸の内のOLを彷彿とさせるキレイめ女性なプライベートショットを披露したのは、幹部任務応急課程「八木千尋」2等海尉。安全保障の学問を極めたく防衛大に進学し、海上自衛隊に入隊。現在は、艦内での火災、浸水に対する対処や、化学兵器対処等の応急工作関連の教育課程で、将来は陸海空統合運用作戦に携わりたいと語っている。そんな彼女の趣味は"登山"で北アルプス征服を目論む「山ガール」。なんてこった・・・公私共々最強じゃねーか・・・。

■国民を護るサラブレッド
横須賀教育隊 補給科「持井梨香」海士長は、海上自衛隊だった厳しい父に育てられ、そんな父がどんな仕事をしているのかを知りたく海上自衛隊に志願。入隊後は、先輩として、そして人間として父を尊敬していると語っている。また、母親は元警察官であり、両親が公職に従事していたという異色な家庭で生まれ育った彼女は、国民を守るサラブレッドとも言えるだろう。持井隊員は、本書の表紙を飾っており、25歳とは思えぬ、その誠意に満ちた眼差しは、世に繁茂する草食系男子を一瞬でダウンさせるほどの荘厳な雰囲気を醸している。だが、プライベートショットでは、色白で、もちもちとした生足を露出し、浅田真央も顔負けのうっとり笑顔を振りまき、その身なりは渋谷にいるギャルを連想させるような「THE・若者」。そんな彼女の好きな男性タレントはSMAPと長渕剛。ちなにに長渕さんを好む理由は、「THE・日本人。大和魂が素敵だと思います」と語っている。
この他にも、自衛官唯一のヴォーカリストでCDデビューも果たした三宅由佳莉隊員が紹介されるなど見所満載だ。最後に、宮嶋氏からのお言葉で締めたいと思う。
「現在の海上自衛隊の兵力は約4万2千人。このうちの約6%が女性隊員である。入隊希望者は男女ともぎょうさんおるから、男より狭き門になっとるのである。(中略)ここに登場する彼女たち全員が、小銃を撃てるのである、そして全員が海を少なくとも10キロの遠泳ができるのである。命令とあらば敵に向けてミサイルもブチ込むのである。しかし女性自衛官は陸なら戦車、空なら戦闘機に乗れない。これは自衛隊が男社会ということもあったが、何よりも母性の保護と言う観点からであった。しかし悲しいかな21世紀にもなったら左マキ日教組のユトリ教育のせいで日本男子とは呼べんヘタレが増殖、下手な男子よりよっぽど強く優秀な大和撫子がいる。(中略)女やろうが、日本は日本人の手だけで守る。よく見ろ侵略者共、これが戦う大和撫子だ。」

【執筆者:王林】
【参考文献】
撮影:宮嶋茂樹/集英社「国防女子」
《NewsCafeコラム》
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