「ザ・ベストテン」(TBS系)は、1978年から1989年まで全603回が放映された、言わずと知れた人気音楽番組だ。当時TBSの局アナウンサーだった久米宏とタレントの黒柳徹子を司会に据えてスタートし、ゴールデンタイムに生放送。そして番組最高視聴率は41.9%。音楽不況と言われ、音楽番組が続々と打ち切られる昨今では考えられないような数字だ。
ランキングの決定方法は、レコード売り上げ、有線放送リクエスト、ラジオ放送のリクエストチャート、番組に寄せられたはがきのリクエストを合わせたポイント制で決定されていたといい、その配点比率は「レコード30:有線10:ラジオリクエスト20:はがきリクエスト40」(番組開始時)。はがきやリクエストのポイントが高いことから、視聴者との双方向性を重視していた点もうかがえる。
当時に比べ、インターネットが一般に浸透した現代であれば"双方向性"という面ではいっそうの工夫が期待できそうなものだが、同様の企画番組を望む声はないのだろうか。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「音楽番組『ザ・ベストテン』の復活はアリ?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…53%】
■復活してくれたら絶対見る!!
■ナツメロばかりの、ザ・ベストテンを復活。
■昔の歌をちゃんと聴かせてくれる音楽番組が復活して欲しい。
■とにかく音楽番組増やそうよ! つまらないバラエティー止めてね!
■昔の「ザ・ベストテン」を再放送で全部見たい! CSでやらないかな?
■司会もやっぱり黒柳徹子じゃないとね(笑)!
■歌番組減って寂しいので…。
■表に出てこなくても力のあるアーティストは今もいるが、視聴率が…。
■まずは試しにどのていど視聴率が稼げるかやってみたら!
■あれは本当に楽しかった。
【ナシ…47%】
■復活しても、今の時代なら見ない。あの時代だから良かったのです。
■毎週同じゲストばっかりになりそう…。
■今は良い歌よりもワケわからん歌に票が入りそう。
■支持された結果じゃなく、業界の都合で作られたランキングはツマラん。
■昔のほうがリアル感が充実していて見応えあった。
■CDTVがあるからいいや。
■今の歌手にときめかない。
■黒柳さんの司会は無理でしょう。
■音楽そのものの状況があの頃と違う。止めた方が良い。
■誰でも知ってる歌が少なくなった今日ではもう成り立たない企画。
結果は両派に大差はないものの【アリ派】がやや優勢となっている。しかし、寄せられたコメントを見ると「懐メロでやってくれるなら」「過去の番組を再放送で流してほしい」など"昔の音楽でならOK"とする条件付きがほとんど。【ナシ派】の「あの時代だから良かった」とする意見と、心情は似通っているように見える。
【ナシ派】に投票した人からは、単に「今の音楽に魅力がない」「最近の歌手が好きではない」とするコメントも届いているが、特に危ぶむ声の多い問題は"ランキングにおける客観性の有無"だ。「同じアーティストばかり登場するだけ」「業界に都合のいいランキングは見たくない」など、水面下でのランク操作を疑う意見が多数寄せられている。
近年あちこちで見かける"ゴリ押し"という言葉…テレビ・音楽業界が"売り出したいタレント・歌手"に合わせて番組作りをする姿勢を揶揄するために他ならない。ドラムロールを聞きながら「今週の第1位!」を気にしてワクワクしていた時代は、もう戻ってこないのだろうか。
[文・能井丸鴻]
[写・seanmcgrath]
《NewsCafeアリナシ》
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