年の瀬も押し詰まり、大晦日の恒例番組「NHK紅白歌合戦」の話題も各方面で取り上げられている。ひと昔前までは"歌手の憧れ"で、誰もが「いつかは出たい!」と願う晴れ舞台だったはずの同番組。しかし近年ではアーティストが自身のカウントダウンコンサートを優先することが多く、目玉になるはずだった歌手が辞退するというケースも少なくない。 そして今年もそんなニュースがメディアを騒がせている。大御所ユニットDREAMS COME TRUEの紅白辞退が決定したためだ。現在全国ツアー中の彼らは、12月31日はマリンメッセ福岡でのカウントダウンライブを予定していた。そこへNHK側から中継出演のオファーが入ったものの、最終的に公演を優先したものとみられる。 ドリカムは出場14回、2009年と2010年には2年連続で紅組のトリを務めた実績を持つ常連だ。なかでも2009年出場時には50組中トップの視聴率50.1%を記録するなど、NHKとしては是非とも出演願いたい"目玉的存在"だろう。しかし2011年は創作活動などのため出演を辞退、続く今年も…となると、NHKの思惑よりもお茶の間の反応が気になるところである。 そこでNewsCafeのアリナシコーナーでは「ドリカムの紅白出場辞退はアリ?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。 【アリ…76%】 ■今や紅白出るより自分達の活動をした方がいい時代。 ■出るも出ないも本人が決めること。 ■そもそも、選考基準がよく分からない。 ■みんながみんな出たいわけじゃないでしょ。 ■カウントダウンライブの方が良いに決まってる。 ■昔は売れてても今は新しい曲売れてるわけでもないじゃん。 ■事情あったのかもしれないね。辞退する程深い事情が。 ■必死にならなくても稼げてるんだよ(笑)。 ■たかだかテレビの一プログラム。「国民的」は過去の話だろ。 ■出たくないなら仕方ない!! 【ナシ…24%】 ■歌番組少ないし、見たかった。 ■昔の曲でもいいから出て歌って欲しかった。 ■アリナシ以前に今年の紅白、今のところ見る気はない。 ■すごーく残念です。 ■スケジュールが理由なら兎も角、所詮観られてナンボの世界! ■紅白出場辞退を格好いいと思うのがなしだわー。 ■何様? 楽しみにしてる人もいんのに。 ■また大トリで出演お願いします。 ■ダチョウの肥後さんが、かわりにやればいい。 ■「辞退した」の情報が必要ないと思います。 結果は【アリ派】が7割超と圧倒的。「"年越しと言えば紅白"だったのは昔の話」「目玉になるようなアーティストは、紅白に出て名を広めるよりも大事なファンのためのカウントダウンライブを優先した方がよさそう」など、紅白歌合戦が"晴れ舞台"だったのは過去の事とする意見が多く寄せられている。ほかに「ドリカムの今年のヒット曲は?」など"あくまでもその年に活躍した人が出演するべき"というコメントも届いた。 一方の【ナシ派】では「ファンの誰もがカウントダウンライブへ出向けるわけではない」「楽しみにしていたのに」など、辞退の判断を残念に思う声も多く挙がっている。 そんななかで両派に共通して寄せられたのが「紅白自体を見る予定がないから…」という意見だ。それも決して少なくない数である。紅白歌合戦が以前のように「国民的番組」と評される時は果たしてくるのか…制作サイドの取り組みに注目したい。 [文・能井丸鴻] [写・helgasms!]
《NewsCafeアリナシ》
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