「ノルウェイの森」から「1Q84」まで…村上春樹作品人気ランキング! | NewsCafe

「ノルウェイの森」から「1Q84」まで…村上春樹作品人気ランキング!

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今年のノーベル文学賞は逃してしまったとはいえ、依然として世界的に著名な日本人作家の筆頭といえば、村上春樹の名が挙がることは間違いない。初期作品こそコアなファンに支えられていたが、1987年「ノルウェイの森」が爆発的にヒット。同作の発行部数は2009年に1000万部越えを達成している(単行本・文庫本等を含む)。2010年には松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子を主演にした同名映画が公開され、興行収入14億円超を記録してもいる。
短編やショートショート、ノンフィクション、紀行もの、絵本など幅広いジャンルで作品を展開する同氏だが、長編小説では特に名作と評されるものが多い。
そこでNewsCafeでは「村上春樹で好きな作品は?」というアンケートを実施した。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…530件

【1位】ノルウェイの森(23.2%)
■これしか思いつかない。青春時代に興奮しながら読んだっけ。[男性/40代/その他]
■初めて、上・下巻読み切れた作品でした![女性/40代/その他]
■この作品から入ったので一番印象深い。[男性/50代/その他]

【2位】1Q84(9.8%)
■どれも読んだことないけどこれはちょっと気になってる。[男性/30代/会社員]
■早く続きが読みたいですね。[女性/30代/会社員]
■難しいけど、頑張ってます![女性/10代/会社員]

【3位】世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(8.3%)
■2つの世界が交互に展開して、結末が以外でした。続きが気になって、一晩で夢中で読んでしまいました。[女性/30代/主婦]
■現代アニメで育った世代には入りやすいね。[男性/30代/自営業]
■読むたびに新しい発見がある。でも、何度読んでもわからない。だからまた読んでしまう。[男性/30代/会社員]

【4位】海辺のカフカ(5.7%)

【5位】風の歌を聴け(5.1%)
■やはり初めて手に取った作品なので。小学生には刺激的だった。。[女性/30代/会社員]
■ほかに「1973年のピンボール」「カンガルー日和」も。読まずの横好きってやつ。[男性/40代/その他]

そして6位以下は【羊をめぐる冒険(4.5%)】【ねじまき鳥クロニクル(3.4%)】【ダンス・ダンス・ダンス(2.8%)】【国境の南、太陽の西(1.1%)】という結果に。

抜群の知名度を誇る「ノルウェイの森」が1位を獲得したものの、得票率は2割程度と予想外に低い。以下「1Q84」「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」とダンゴ状態で続いているが、実は最も票を集めたのは「その他」の項目だった。「短編の『眠り』が好き」「紀行エッセイ『遠い太鼓』が大好きです!」「翻訳ものだけど『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』が一番好きだ」など、多岐にわたる別ジャンルの作品に票が割れる事態になり、多くのコメントが寄せられている。「ノルウェイの森」が村上作品に触れる発端になったという人は多くても、その後ジャンルの違う作品を手に取り、一層惹かれるというケースが少なくないようである。
しかしながら「『ノルウェイの森』を読んだけど好きじゃなかった」という意見もあった。良くも悪くも最大のヒット作がクセの強い恋愛小説だけに、その作風を好きになれなかったという人は、以降の作品を手に取りづらい部分もあるかもしれない。とはいえ、映画化やドラマ化の機会も多い人気作家であることは事実。別媒体で認識を改める機会もあるのではないだろうか。

[文・野村裕子]
[写・:matt]
《Newscafeアンケート》
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