先月、次長課長・河本準一が、母親の生活保護受給をめぐり謝罪会見を行った。これを受け、小宮山洋子厚生労働相は支給水準の見直しの検討や、親族が扶養を困難な場合には理由を証明する義務を課すことを検討すると表明。現実に生活保護を受けている人たちに波紋が広がっている。
NewsCafeでは「生活保護の厳格化、どう思う?」というアンケートを実施した。結果と併せて、ユーザーから寄せられた意見をご紹介する。
※回答総数:2119件
【生活保護受給の厳格化に賛成…79.9%】
■厳格化の内容によるが、今のままでは、税金のザル化だ。しっかりした基準は必要。[男性/30代/会社員]
■只、必要な所にきちんと行き届き、不必要な(不正受給)所にはなくしてほしい。現状は不必要な所に不正に使われ、本当に必要な方には行き届いてない。やはり厳格化は必要かと…。[女性/30代/その他]
■働けるのに働かず、本当に必要ない人たちにまで生活保護が適用され、真面目に働いている人より収入が多かったりする不平等を解消してほしい。[女性/40代/会社員]
■仕事ができない人と、仕事を探してるけど見つからないて人とで、まず明確に基準をわけるべき。[男性/30代/会社員]
■受給していると年収400万円と同じってあり得ない。真面目に働いても300万円の人が馬鹿みる世の中変でしょ。[男性/40代/その他]
■必要な人だけにあるべき制度。不正受給なんて絶対許せない。私たちの税金返して![女性/20代/会社員]
■そもそも、働いてる方や年金受給者より、生活保護の金額の方が高い事が間違い。審査も金額も改めた方が良い。[女性/30代/主婦]
■地域でやり方が違うようなので、全国で統一してほしいです。[女性/20代/その他]
■調査権限剥奪資格を持ったGメンを作ろう。万が一を防ぐため異議申し立て期間つきで。もちろん、その間もこっそり監視継続。[女性/30代/フリーター]
【生活保護受給の厳格化に反対…9.6%】
■それぞれの家庭、家族の間にある問題を、法律で画一的に判断して良いものか?貴方は、急に親・兄弟・姉妹を扶養することが出来ますか?私は悲しいかな即答出来ない。[男性/50代/会社員]
■金銭面での保証よりも仕事の斡旋などベクトルを変えるべき。[男性/20代/会社員]
■親族が援助しちゃうと働けるのに働かない人がもっと増えると思います。[女性/40代/主婦]
■あんまり厳格にしすぎると、本当に必要な所にも回らない気がする。受給後の審査こそ厳格にして欲しい。[女性/30代/会社員]
■世帯の収入だけでは、各家庭内の事情まではわからないでしょう!![女性/50代/主婦]
■一部の不正を行っている人達の為に、必要な人が餓死などに追い込まれてはいけない。[女性/40代/会社員]
【わからない・その他…10.5%】
■難しいが、受給すべき人が受給出来なくなるような改悪だけは、絶対に回避せねばならない。今の世論は、みんなで不幸になれば良いというように歪んでいる。そこに迎合してはならない。[男性/20代/学生]
■自分も病気の為に生活保護の世話になってるので…。[女性/40代/その他]
■働けるのに働かないで受給している人の厳格化には賛成。でもやむを得ない理由で受給している人の親戚等に負担を強要するのには反対。自殺者が増える気がする。[女性/20代/会社員]
約8割のユーザーが「生活保護受給の厳格化に賛成」を選択する結果に。やはり、「不正受給」に対する怒りを覚えているユーザーが大多数で、現在の運用方法、受給額など多岐に渡る不満が噴出する形となった。一方で「反対」および「わからない・その他」を選んだユーザーは、「厳格化により、本当に受給が必要な人が受け取れないのでは」という懸念を掲げる意見が多数。しかし、「現状のままで良い」という意見はなく、何かしらの改善は必要であるというのがユーザーの統一見解と言えそうだ。
お笑い芸人への追及が発端となった「生活保護受給」。国と家計の財政難が続くいま、拡大する貧困層支援を誰が負担してくのか、今後も議論は続きそうだ。
《Newscafeアンケート》
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