きょう2月18日は「嫌煙運動の日」。1978(昭和53)年のこの日、東京・四谷で「嫌煙権確立をめざす人々の会」が設立され、「たばこの煙によって汚染されていないきれいな空気を吸う権利」、「穏やかではあってもはっきりとたばこの煙が不快であると言う権利」、「公共の場所での喫煙の制限を求めるため社会に働きかける権利」の3つの嫌煙権を掲げた。「日照権」をヒントにして作られたこの「嫌煙権」という新語によって、嫌煙運動が全国に広まった。
そこで今回は「嫌煙」にちなみ、「禁煙の飲み会 これってアリ?」というテーマに、NewsCafeアリナシに寄せられた意見を、結果と共にご紹介しよう。
【アリ…68%】
■食後の一服ならまだしも飲食しながらは行儀悪い。
■最初から禁煙だと決まってる方が後で揉めなくてすむ。
■喘息持ちで煙草の煙が駄目なので禁煙だと助かります。
■飲み会好きでもタバコの臭いが嫌いな人も居るし健康的で良いと思う。
■今まで吸われていたので煙くて楽しめなかった。
■絡み酒も嫌だが、副流煙はもっと嫌です。
■タバコ吸わないが酒は呑むから平気だよ。タバコより旨いつまみだよ。
■喫煙者ですがその場だけ禁煙には協力しますよ。
■結婚式場など宴会場が禁煙増えてますね、席を外して吸えばよい事。
■喫煙者ですが同席者に吸わない人がいたら吸いませんよ。
【ナシ…31%】
■飲み会で喫煙できないって喫煙者いじめでは?
■禁煙飲み会だとわかれば、参加しない。
■酒呑めないのでせめてタバコぐらいは吸わせて欲しい。
■喫煙者が周りに多いから別に気にならない。嫌なら行かない。
■非喫煙者だけど、それは あんまりでは?
■お酒とのむタバコの美味しさったら…!!!
約7割が【アリ】を選択する結果に。やはり多くの人がタバコの副流煙や臭いを気にしており、喫煙者には耳の痛い意見が相次いだ。とはいえ、中には「喫煙者だが、その場は協力する」という意見も聞かれ、一概に喫煙者が【ナシ】を選択しているわけではないようだ。
近年の流れとしては、喫煙に対する社会的認識が進んだことと同時に法や条約が整備されたことから、病院、役所、学校施設、駅などの公共施設や、百貨店、飲食店、娯楽遊戯店などにおいても禁煙や分煙が取り組まれている。国民の健康を思えば素晴らしい取り組みであるといえるが、たばこ産業は一つの大きな日本の産業であり、また「タバコ税」が日本の税収に与える影響も大きいため、一概に全面禁止というわけにはいかないのが現状だ。
愛煙家と嫌煙家の対立は簡単に解決するものでもなく、双方が納得のいく「マナーとルール」の線引きがどこになるか――。それが、争点となりそうだ。
《NewsCafeアリナシ》
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