障がい者が自身の障がいをネタにして視聴者を笑わせる…タブーとも思えるようなバラエティ番組「笑っていいかも!?」をNHKが手がけ、反響を呼んでいます。番組内のコントでは「風邪で震える!」「脳性マヒでしょ!」といった押し問答を続け、最後にどんでん返しで締めくくる一幕も。NewsCafeでは「アナタはこの障がい者バラエティをどう感じますか?」というアンケートを12月16日に実施。総合回答数は1984件に伸びました。アンケートに寄せられたユーザーの声をご紹介しましょう。
【障がい者バラエティを評価しない】(30.24%)
■障がい者が明るく、番組に参加すること自体にはむしろ賛成に近い気持ちになる。しかし、受信料請求枠を広げるために、障がい者を道具として利用し、話題作りするNHKの体質は許せない。 [女性/20代/会社員]
■私の妹は障がい者です。障がい者はとても繊細な心を持っています。同じ障がいをお持ちの方の事を考えると心が痛みます。どうか障がい者の方々を傷つけるような番組だけは作らないで頂きたい。 [女性/40代/会社員]
■自分のプライベートをさらけ出して、それで笑いを取れたからとバラエティーとは言わない。障がいを見せて笑いを誘う?障がいがあっても負けずに明るく生きてるのとは違うだろう。どんな顔で笑えばいいんだ?笑えねぇよ。 [男性/50歳以上/その他]
■やってる本人は障がい者でも前向きなんだろうけど、他の障がい者がみんなそうではないだろうし、自己満に過ぎない。無神経としか思えないわ。 [女性/30代/自営業]
■テレビで実際に見ました。落ちに障がいを使うというのは駄目だと思う。人気の芸人さんが『死ねや!』とつっこんでるときと同じくらい引きました。だってそんなこと言われても笑えないから。 [女性/30代/主婦]
【障がい者バラエティを評価する】(26.31%)
■以前たまたま番組を見たとき確かに一瞬固まった。すげーことやってんな~というのが第一印象だったけど、ちゃんと見てたら変な意図は感じなかったよ。前向きに捉えていいと思いますが。 [女性/30代/主婦]
■とても素晴らしいことだと思います!私も障がい者ですが、出演したい!! [女性/30代/その他]
■ハンディキャップが有っても笑いを求めちゃいけない理由は無い。人生を前向きに向き合う事は、いい事じゃないか? [男性/30代/会社員]
■障がい者が自虐的になりすぎなければ、「笑い飛ばせる程度の事」と障がいを持っている事への気持ちの軽減に繋がるのではないかと思う。回りも障がい者に対して、可哀想と優越を持ちすぎていると思う。 [女性/30代/会社員]
■お笑い芸人が、自らの体型、外観などを笑いにしてるのと同じだと思う。素直に笑えない方が障がい者差別してるんじゃない!? [女性/30代/主婦]
【わからない】(43.45%)
■障がいもネタに出来る前向きな人を見て、同じような障がいを持って悩んでいる人が前向きになるきっかけになるといいが、実際そんなこと、障がいを持っていないとわからない。無理にわかった気になろうとする方が失礼では? [男性/20代/学生]
■見たことがないのでよく分からないが、同じ障がいを持った他の人が気分をがいしてしまう可能性あり。主観が入るので一概に良いとも悪いとも言い難いのでは… [女性/20代/会社員]
■障がいを持ってる人達が、自分自身の為や同じ境遇の人達に向けてやったりしたのならいいと思うけど、TVに利用されてるならいけないと思う。 [女性/20代/フリーター]
■楽しんでいる人もいればそうじゃない人もいるのでなんて言ったらいいかわからない。これを子供が真似したりいじめや差別につながらなければいいのですが。 [女性/20代/会社員]
NHK広報局によると放送後に約260件ものメールが届き、うち約250件が応援メッセージ。「障がい者のすることは絶対笑ってはいけない、という世間の常識自体が差別的なのではないか」という声が多かったそうです。未だNewsCafeアンケートのコメント欄では議論が続いています。アナタの意見も是非コメントポストでお聞かせ下さい。
《Newscafeアンケート》
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